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人生まだまだ

Author:人生まだまだ
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2015年の大晦日

大みそか、人の営みの動きが、スローになり、車の行き来が少なくなったせいか、空気が澄んで、我が町並みの向うに、丘陵のてっぺんから、男山、女山が並び立つ、筑波山が拝めた。2015年、今年一年、毎日健康でウォーキングが出来たことへの感謝と、四十有余年勤めて来た世界から、新世界への道を歩み始めた年でもあった。すでに新しい職場での生活は、半年を過ぎ、だいぶ慣れて来たものの、山登りで言えば、胸突き八丁の坂道を行く。晴れの日、雨の日、曇りの日、お天気にもいろいろな顔がある様に、日々変わる、生きるという問題の解決に、悪戦苦闘して取り組んでいくのか、あるべきままに生きていくのか、私は、後者の生き方が好きであるが、生身の人間にとって、至難な事だと考える。平成27年



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黄金の太陽が

黄金の太陽が、地上を燃え焦がしながら、丘陵の傾斜を転がり落ちてきた。もう少しで、川の中へ入り込み、その燃え盛る炎を、消火し、勢いを鎮めるだろう。と、思いきや、ぐんぐん上昇を始め、今や、頭上に輝いていた。すでに爽やかな朝の幕が上がり、鎮守の森が青空の下にくっきりと現れ、海に浮かぶ島のような姿に映った。そして、丘陵のふもとに点在する、民家へ真っすぐに続く農道は、まるで青空に飛び立つ、飛行場の滑走路のように見えた。


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朝霧がモクモクと

川霧が、モクモクと、湧き立つ中、焼却場の煙突の上に、電球が点いたように、朝日が昇った。熱を持たない、蛍光灯とは違って、地上を照らす、白熱球の暖かいオレンジ色の光を発して、川霧をも染めていた。枯れ草は、白く霜に覆われ、川原は、ドライフラワーで飾り付けた姿を見せ、自然が作り出した、芸術作品を眺める様だった。大気は、キーンと身を引き締める、厳しい冷たさを感じさせていたが、朝日が辺り一面、黄金の光で包み始めると、気持が温まった。


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這い出て来た太陽

陽は地の底から、這い出てくる様子で、モソモソとしていた。まだ、ちょっと、火照りに似た、オレンジ色をした舌先だけを出し、姿を見せてはいないが、青空の舞台に、モクモク沸き出した雲を、あかね色に染め、闇の帝王を追い払う、夜明けの序曲が流れていた。荘厳な時の中で、神聖な世界が、生まれようとしている。ファンファーレが、響き渡り、大地は、歓喜の声を上げ、そこに暮らす、あらゆる生きものたちに、朝の到来を告げた。新たな一日の始まりである。空を焦がすほど燃え上がる、日の出の勢いは、力強く、頼もしく感じる。陽の周りを覆っていた、雲を蹴散らし、直視出来ない、まばゆい光の姿を現した。気の遠くなるほどの世紀から、繰り返えされてきた、朝の到来の儀式なのだ。


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凍り付いた世界

焼却場の煙突から、まっすぐに、立ち昇る水蒸気が動くだけで、皆、凍り付いて、何も動くものがない世界。丘陵の上、高く昇った太陽から、射してくる、光さえ、鋭い針に刺されたように、冷たく痛い感じがする。陽射しが当たり始めた川面から、モクモクと靄が立ち始め、ユラユラと揺れ始めた。さらに陽が昇ると、川面が、キラキラと輝きだし、緩やかな流れのところは、鏡のように反射し、流れの早い場所は、水面から跳ね上がった、魚の銀鱗の煌めきのような、姿を見せながら流れていた。遠景は、靄のスクリーンの向うに霞み、光の陰影は、さらにその濃さを増していった。


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清々しい日の出を拝む

久しぶりに、すがすがしい日の出を拝む。まだ薄暗い、林の中を通り過ぎ、木々が疎らになった中腹を通り、丘陵の頂に向かっている、坂道を登って行くと、東の空が、明るくなり、頭上に青空が広がったが、まだ、お日様は、顔を見せなかった。ちょうど、頂に到着する少し前だった、ピカッと、曙光がだ。目に飛び込んだ。目が眩み思わず瞼を閉じたが、しばらく目の中に虹が出来ていた。正面まともに出会ってしまったようだ。しかし、ここでめげてはと思い、カメラのシャッターを切った。何枚か撮った中の一枚だが、素晴らしい日の出が写っていた。陽は昇り、東屋の屋根の上に降りた霜が、陽に映えて、キラキラと光り輝いて、美しかった。そして、陽射しに押された、柱の影が長く延びて、カメラを構えている私の足元まで、届いていた。谷津田のある、麓までやって来る頃には、すっかり、陽は高く上がっていた。


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ホワイトクリスマス

川岸一面霜が降り、真っ白に凍り付いた世界。坊主頭に生えた、髪の毛の様に、突っ立った、橋げたの、霜が付いた金具の部分に触ると、指がペタッと、張り付いた。思わず、『アチィ』と手を引っ込めた。川岸を歩いて行くと、突然、丘陵の上から、ピカッと光が落ちてきた。ぶわっと、川原全体が、明るく浮かび上がり、冷え切った大気の中でも、暖かさを感じた。川岸に生えた、枯れた葦の草むらが、火が付いたように、陽に映え上がった。そして、水門を開けるハンドルが、錆び付いているのに、キラキラと輝いている。傍に、近づくに従って、ハンドルに付いた霜が、光っているのがわかった。しかし、霜の命は短くて、見ている間に溶け出し、水滴となって、こぼれ落ちた。今日から天気は、しばらく晴れの日が続くと言う。今日は、クリスマス、ここは、霜が降り、まさにホワイトクリスマスになった。


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昨夜からの雨がまだ降り止まず

昨夜から降り続く、冷たい雨は、今朝になり、ちょっと、小止みになったので、出かけてみたが、やはり途中から、霧雨が降ってきた。シトシト雨だったら、傘も役に立つのだが、霧雨は、まとわりつくように、しっとりと濡れるため、閉口する。川は、黙して流れ、表面は、鏡の様相を呈し、中は、淀み濁れる。どこから運ばれてきたのか、マムシ草の真っ赤な実が、河岸に流れ着いているのが目に入った。そのそばで、枯れススキが、刷毛のような姿で、濡れた体をぬぐってあげるよ、言っているように見えた。午後には雨も上がって、良い天気になると言うが、本当かな。


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冬至を過ぎると

昨日の朝と違って、今朝は冷たい風が吹き付ける。さすが冬至を過ぎると、途端にこれだ。また、休日と言うので、人影も見えず、さらに、寒さを感じてしまう。裸になり骨だらけの木の先が、ひゅうひゅうと口笛を吹いている。荒涼とした風景は、どこを見ても暖かいものは、ただひとつとして、探し当てられない。寒さ除けに首に巻いたタオルを、さらに上へ、引っ張り上げた。冷たい風から逃げるようにして、竹林に逃げ込んだが、頭の上は、笹がザワザワと騒がしく、竹と竹が擦れて、キューン、キューンと鳴き声を上げていた。そして、足元は、笹の落ち葉が積もっていて、スポンジでも踏むようにフカフカとして、気持が良かった。竹林を抜けて、風よけになった側の、丘陵に沿った、曲がりくねった戻り道を、大声で、歌を唄いながら、自分に元気づけて歩いて行った。

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山の端より

山の端より、顔を出した朝日は、眩しい光を放ち、暗闇の幕を、開け放った。大地は、真っ白に霜に覆われ、草の上に降りた氷の結晶は、陽の光にまるで宝石を散りばめたように輝いていた。霜の降りた草を、サクサクと踏みしめる感触は、足の土踏まずを押して、心地よかった。陽当たりのした、曲がりくねった川岸を歩いて行くと、突然、水面にバタバタと、激しい水音を立てて、大きな黒い鳥が、飛び立った。正体は、鵜であった。茂みの中で、まだ、微睡んでいる所を、私の出現に、きっと驚いたのだろう。陽は、大分高くなった。今日は冬至、夜はゆず湯に入って、ゆっくりしたいものだ。

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