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人生まだまだ

Author:人生まだまだ
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雨の翌日に

昨日のぐずついた天気は、まだ空に、重たい雲を残していたが、所々、覗く青空で、明るくなってきた。田の水面を、すれすれに飛ぶツバメは、朝食の虫を取りながら、滑空を繰り返していた。そして、川岸に生える葦の中から、ヨシキリの甲高い鳴き声が、間断なく聞こえてくる。目を凝らして鳴き声の方を探して見たが、その姿を見つける事は出来なかった。足元に生えている、薄紅色と白のヒメジオンは、昨日の雨に打たれ、花弁を落とし、哀れな顔で、うな垂れた姿を見せていた。蒸し暑い日になりそうだ。

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雨降りの森の中

雨で煙る森の中、しっとりと露に濡れた草木が、とても新鮮で美しい。森閑とした世界に、突如❝ 特許許可局 トッキョ、キョカキョク❞と聞こえる様に鳴く、ホトトギスの鳴き声が、静寂を破った。童謡の≪夏は来ぬ≫の中で、忍び音漏らすと歌われているが、忍び音どころか、鋭い鳴き声なのだ。タケノコの季節、最後に顔を出す、破竹があちこちで、目立ってきた。油揚げと煮て食べても、みそ汁の具にしても、美味しくいただける。二、三本採って、夕食のおかずにする事にした。草木に宿った露に、体中がずぶぬれのまま、森を抜け、開けた田んぼの広がりを見ると、ホッとした落ち着きを、取り戻す事が出来た。

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気持ちの良い青空と

湿度の高い、鬱陶しい天気が抜けて、今朝はすっきりと晴れ上がった。気持ちの良い青空と、優しい緑の世界に満たされると、幸せ感に包まれる。水面にやっと首を出していた早苗は、すくすくと伸びて、今では、水面にその姿を映すほどに成長していた。田んぼに、満々とたたえられた、水に映る青空が反映して、行儀よく並んだ、稲と稲の間を、青色に染めていた。そして、風がその上を渡るたび、地上の青空は、ゆらゆらと揺れていた。真っ白な雲が、頭上を通り過ぎていく。そして西に向かって、ゆっくりと流れて行った。石垣から顔を出しているキキョウソウを見つけた。花が、キキョウの花に似ている所から、その名前が付けられた野草である。


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早朝は、モノトーンの世界

空全体が、重く感じるほど、どんより曇り、少し蒸し暑く感じる、朝を迎えた。早朝だけに、丘陵も、あぜ道も黒く映る、モノトーンの墨絵の世界に入り込んだ。しかし、そんな鬱陶しさを吹き飛ばす、カエル達の、元気な鳴き声を上げた、賑やかなコンサートが始まっていた。その伴奏を受け持つように、昨日降って溜まった、田んぼの水が、勢い良く、側溝へ落ちる音が、響き渡っていた。あたりは、木の葉が緑々と目立ち始めるほどに、ようやく明るさが増して来て、モノトーンの世界から、オールカラーの世界へ、時間の移動を感じた。


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テイカツラの白い花

水分を含んだ空気は、すぐ雨に変身する。そんな湿度の高い、少し蒸している中を歩いていると、額から汗が垂れる。時々襲って来る雨粒は、田んぼの水面に小さな輪を作って、早苗に織りなす着物の模様を、織り上げて行くように映った。雨に濡れた梅林に入ると、枝に付いた梅の実が、大分大きくなっていた。その枝の一部に絡んだ、歌人、藤原定家の名から付けられたと言う、テイカツラ(定家葛)が白い花を付けていた。そして、根元では、クサイチゴの赤い実と、ヘビイチゴの赤い実が、競い合うようにしていた。

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夏草や兵どもの

五月晴れの天気が続く、気持の良い朝に感謝しながら来ると、ウォーキングの足取りも、自然と軽やかに進む。鏡のように光っていた田圃は、早苗が大分育ってきて、若草色のじゅうたんが敷かれているように見えた。冬から春先まで、丘陵の頂から、田圃まで続く、下りの近道として使っていた山道をやって来ると、≪夏草や兵どもが夢のあと≫と、思わず口を突いて、句が出た。道が無くなっていた。草がすっかり道を隠してしまっていた。ここまで下って来てしまうと、再び上って行くのは骨なので、進むことにした。膝の丈まで伸びた草は、足に絡みつき歩きにくく、その上、蛇でも出てきたら、最悪と思いながら、やっとの思いで、抜け出た。


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雲がモクモクと

地底から、昇って来たように、雲がモクモクと、湧き上がってきた。早起きの太陽を、包み隠してしまう程の勢いだった。緑、眩しい、早苗のジュウタンは、くすみ始め、あぜ道が、額縁の枠のように、浮かび上がり、その中に張られた水は、鏡の様に光っていた。この時期に、実を結ぶ野草がある。チョット見渡すと、すぐに見つかったものは、赤い実を付けているヘビ苺、マムシ草の白い実、アメリカフウロ、なんだか、ヘビだの、マムシだのと、足元に、本物が出て来そうで、背筋がゾッとした。

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肥沃な畑

今朝は、いつもと違ったウォーキングコースを選び、丘陵の上り坂に付いた、耕運機の轍の跡を辿って行くと、土の匂いが、プンプン漂って来そうな、焦げ茶色をした、肥沃の畑が広がっていた。何が撒かれているのか、分からなかったが、畝の間にビニールが敷かれ、それが白く光って、さざ波のように見えて、面白かった。畑の隅に桑の木が、数本生えていて、枝に赤い実がびっしりと付いていた。所々、百々目色に熟した実がついていたのを、摘み取って、口に含むと、幼い頃に味わった、甘酸っぱさが、蘇ってきた。口の中は、桑の実色に染まる。

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緑が目に優しく

緑が目に優しく語りかけ、遠くまではっきりと見通せる、澄み切った朝の光の中で、大きく新鮮空気を吸い込みながら両手を上げ、腕を下ろしながら、息を吐く。何度か、繰り返していると、体の中を流れる血液が、浄化されていくように感じる。見上げると、青空の海を、白く光った雲の船団が、どこへ向かってゆくのか、物音ひとつ立てずに、滑り去って行く。ひとつ、またひとつと、同じ形の船が無く、それぞれ個性豊かな形をした姿を見せて、頭上を通り過ぎていく。足元で咲く、ヒメジオンの花が、一斉に開き、お日様に向かって顔を向け、朝の挨拶を交わしていた。そして、林の中の小道を歩いていくと、ガマズミの白い花が、咲き始め、緑の中に、目立って見えた。

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朝の風景

午前六時前に、家を出て、4,50分ほど、丘陵に沿った道を歩いてくると、黒いのこぎりの刃のように見える、森の上にすでに輝く太陽があった。朝日を浴びて、低く溜まっていた雲は、白く輝き始め、ゆっくりと西に流れ、その先端から、姿を消していった。地上では、若木の葉裏を翻して、吹き下りて来た風は、田のあぜ道に、ほやほやと伸び始めた若草を撫で、ゆらゆらと揺すりながら渡って行く、のどかな朝の風景でした。

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