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Author:人生まだまだ
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華やかな花、ひそやかな花、艶やかな花

ウォーキングの途中に、妙見様を祀ったお堂がある。その近くに、枝垂れ桜の木があって、遠くから眺めていると、まだ、雨が降っているのかと思う姿をしていたが、傍まで来ると、枝先までびっしりと付いた花が開花していた。まるで、桃色の飛沫を上げて、滝が落ちている様だった。花が満開になったやぶ椿の枝の間から、ウグイスの鳴き声が漏れて来た。そっと覗いてみたが、姿は捉えられなかった。枝に触れた勢いで、ポタリと花の一つが落ちた。落ちた足元を見ると、花の姿そのままに、沢山の花が落ちていた。そして、気が付くと、木の根方には、タチツボスミレが、上品な青紫の花を付け、ひっそりと咲いていた。スミレに比べ、明るい場所では、ウグイスカツラが、暖かい春を感じさせる、薄桃色の色気のある花を、二輪ほど咲かせ、私の気持ちを誘っていた。

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冷たい雨の降る中のウォーキング

今日は、冷たい雨の降る朝になった。少し億劫になる気持ちを奮い起こして、ウォーキングへ出かけた。国道を走る、車の跳ね上げる泥水を傘で避けるのだが、衣服は助かっても、時々、顔に降り掛かってきて、思わず車を睨め付けるのだが、こんな日、必要に迫る用事も無いのに、雨の降る中を歩いているほうが悪いと諦めた。国道から折れて、わき道の農道に入ると、ぬかった道に閉口したものの、泥水を被る、喧噪な国道よりずっと気が楽だった。せめて気持ちを慰めてくれたものは、農家の庭先で咲く、いろいろの種類の、色とりどりの水仙の花たちだった。雨に打たれながらも、気高く、凛として、咲き誇っている姿は、美しかった。

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新しい命が生まれる恵みの雨

再び、小雨の降る寒い朝が戻って来た。しかし、この一雨ごとのもたらす恵みは、生命を生み出す一助を担っていた。乾燥の続いていた寒い冬期に、仮死状態で越冬するもの、冬眠するもの、種となって殻を着て、目覚める時を待つものがいた。やがて暖かい気候は、雨をもたらし、季節の潤いの中で、新しい命を誕生させる。歩いて行く先に、こんもりと木々が茂り、黒く見える丘陵へ、真っすぐに伸びた農道の表面は、そぼ降る雨で光っていた。約500mある農道を、ウサインボルトが走ったら、何秒で走り抜けるのだろう、私が走ったらどのくらいの記録になるだろうなどと、考えながら歩いていたが、天気が良く、晴れていても、決して私は走らないだろうと思った。道の途中に、川を跨いでいる橋がある。橋上に立ち、橋の手すりまで寄って、下を眺めると、川は、雨で増水し、濁り水を、勢い良く運んでいた。これから本降りとなると言う、曇り空を恨めしく眺めながら帰宅する。

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コブシの花が咲く頃に

天気は、はっきりしない曇り空だが、気温は比較的高めの、暖かい朝を迎えた。モミジの枝に、赤子が手の平をかざしたような、柔らかい若葉が付き、コブシの木は、枝が見えないほど、たくさんの白花を咲かせていて、遠くから眺めても、林の中で際立って見えた。歩いている農道の両側には、水色の小さくて、可愛い水色の花を散らしたように、群生する『オオイヌノフグリ』が咲いていた。殺風景な林の中では、唯一彩を見せていたのは、赤いやぶ椿の花だった。そして、柿の木は、まだ芽も吹かず、裸のまま、あばら骨をさらしていた。季節は、一気に春を連れてきた。

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植物も、体内の目覚まし時計のベルが鳴る

昨日は、再び襲ってきた寒さに、防寒服でウォーキングをしたが、今朝は、幾分か、寒さが緩んだような気がした。この所、各地から桜の開花宣言が聞かれるようになった。わが町でも、ソメイヨシノは、まだ蕾だが、薄い桃色の彼岸桜、濃い桃色の寒緋桜は、寒暖激しく繰り返す気候の中、暖かさを待てずに開花した。春の息吹を感じて、体内時計の針が、目覚める時を告げると、植物たちは、気候の寒暖の変化を窺いながら、ゆっくりと起き上がった。満開になった彼岸桜を背景に、黄色く霞む菜の花畑が広がる。花の蜜を求めて、蝶や虫たちが、忙しなく飛び回っていた。裸になった枝に、モッコリとした蕾を膨らませていたコブシが、永い眠りから目を覚まし、欠伸をするように開花した。先日、アケビの蔓に若芽が顔を出したと思っていたら、今朝は、既に花芽を伸ばしていた。春に芽吹く植物の成長は、驚く程の速さで進行していた。緑色に染まって行く野や山を、開花する花々で飾られるのも、もうすぐの事だろう。

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春の日射し輝く水辺にて

眩しい光の中、暖かな日差しを受けながら、若草に染まった川堤を歩いて行く。早朝の新鮮な空気は、美味かった。水ぬるむ春、水辺は光り輝き、流れは、豊かな水を運び、深浅に躍り、飛沫を上げ、叫んでいた。キラキラと煌めきながら流れ下る水は、深みでは、滔々と浅瀬では、ザワザワと囃し立て、白きしぶきを上げ、飛沫を飛ばしていた。流れを覗き込むと、川底が透けて見え、小魚(クチボソ・正式名モツゴ)が、よどみに群れていた。時々、流れの中に突き出たボックイに、カワセミの止まっているのを見かける。水が澄み、小魚がいる限り、カワセミは、姿を見せてくれるだろう。川は、いつも穏やかな顔ばかり見せてくれるわけではない。大雨が降れば、増水し、怒り狂って土手を決壊させてしまう事もある。川だって、喜怒哀楽の姿を持っている。自然破壊に対しては、激しく抵抗をする。いつまでも、蕗の薹や、タンポポの花の咲く、穏やかな川堤であってほしいと願う。

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六面地蔵

強風のため、境内の庭に散った、梅の花びらを、箒を持って掃き集めているお地蔵様を見つけた強調文

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台風並みの、暴風雨の中を

今朝は、雨交じりの、強風が吹き荒れる朝になった。被った帽子が、飛ばされそうな向かい風に、少し前屈になって歩いた。ウォーキングコースの途中に、妙見様を祀ったお堂がある。そして、お堂の前まで、登って行く階段の上に、六面地蔵があり、ちょうど満開になった梅の花に包まれていた。六面地蔵のうちの一つに、箒を持った地蔵がいて、強風で散った梅の花びらを、掃き集めている姿で、可笑しかった。総合公園の広場は、冬の間、枯れた芝が覆っていたが、この所の暖かさに目覚めたのか、若芽を吹いて、萌黄色に衣替えを始めた。広場の周りに植えられた桜並木は、この所の陽気で、蕾もだいぶ膨らんで、まもなく開花を迎えるのも近い事だろう。暖かい陽気に、活動的になって来たのは、動植物ばかりではなく、早朝から田圃に出て、働く農家の人、ウォーキングをする人、犬の散歩をさせている人など、目立つようになって来た。

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梅の花の蜜を吸うアカタテハ蝶

やぶ椿の木の茂みから、『ホケッ、ホケキャ』とウグイスの鳴き声がした。まだ、良く鳴けないところを見ると、修行が足りない、若鳥だろう。姿を探そうと覗き込むと、ぴたりと、鳴き声が止まった。赤い椿が、じっとこちらを見つめていた。今年初めて出会った蝶は、赤立羽『アカタテハ』だった。陽射しの暖かくなる春を、待ち焦がれていた様に、活発に飛び回り、なかなか羽を広げて休むことが無かったので、シャッターを切るのが難しかった。すっかり田起こしの済んだ田圃は、綺麗に整地され、黒々として土が姿を見せていた。そして、農家の庭先のビニールハウスでは、苗床作りが、既に始まっていた。


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春の陽が射し込む、クヌギ林を散策

青空天上が、透けて見え、大地まで、陽射しが届くほど、下草が綺麗に刈られ、良く手入れが行き届いた、静寂なクヌギ林の中を歩いていた。起伏したけもの道の様な、細道を辿っていると、突如、『ちょっと来い、ちょっと来い』と、静寂を破って、けたたましい『コジュケイ』の鳴き声で、ドキッとして、足を止めた。鳴き声の方角に視線を向けたが、姿を見つけることが出来なかった。鳴き声は、だんだん遠のいて行き、やがて消えた。再び、静寂が戻った。林の中で、ひと際、目だって赤い梅の花を見つけた。公園の梅林は、終わりを告げていたが、今が見頃の満開だった。早朝から気温が、どんどん上昇しているのか、歩いているうちに、額から汗が噴き出てくるほど、体が暑くなった。さらに、足を延ばしていくと、林が開け、見晴らしの良い、丘陵の高地に出て来た。気持ちの良い、澄んだ青空が広がり、顔に当たる風が、涼を運んで来て、生き返る思いがした。


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