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Author:人生まだまだ
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一歩踏み出すと、自然は答えて呉れる。

早朝から、草いきれのする、丘陵に沿った田圃の畦道を歩いて行く。足を踏み出すごとに、虫たちや、アマガエルの子どもたちが跳ねる。田圃の温んだ水の中では、オタマジャクシが動き回り、ザリガニの子どもたちが巣穴に飛び込む。道にせり出した『イナシロイチゴ』の、赤く熟した実が零れ落ち、『ヤブジラミ』の実が、これはチャンスとばかり、ズボンの裾に張り付く。さらに『ヒメジオン』の花の蜜を吸っていた蝶が、飛び上がり、『七星テントウムシ』が、葉裏に隠れた。そして、足音に驚いて、飛び上がった『シオカラトンボ』は、空中を一回りして、また、元の位置に戻って止まった。林の中からは、鶯のなかなか止まない囀りが、聞こえてきた。足を一歩踏み出しただけで、応えてくれる豊かな自然が、まだ、我が町には、残っている。

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梅雨明け宣言が出た。

猛暑が続いている日々に、やっと梅雨明け宣言が出た。しかし、ウォーキングにとっては、湿度が高く、蒸し暑く厳しかった。吹き付けて来る強風が、せめてもの救いだった。真っ青な空を流れる、真っ白な雲、濃い緑、緑、薄緑と、濃淡のコントラストが素晴らしい景色に魅かれ、どの瞬間も逃したくなく、シャッターを切り捲った。遙かに広がった緑の田は、丘陵を隙間なく埋め、早苗の葉末を渡って行く風は、くねくねと走り去る蛇のように、稲をかき分けて進んで行った。丘に登れば、青空に手が届くような気がして、流れる汗を手で拭って、ハアハア息を切らしながら、やって来たが、飛び上がっても届かないほど、空は高かった。顔に当たる風は、とても気持ち良かった。

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カルガモの親子

5月26日の朝、カルガモの親子に出会ってから、一ケ月ほどたった今朝、再び、出会うことが出来た。母鳥の後を、しっかりと付いて泳いでいた、5羽の可愛いいヒナたちは、すっかり大きくなり、もう、親鳥と変わりないほど、一人前になっていた。その成長ぶりは、目を見張るばかりだった。しかし、数を数えてみると、一羽足りない。そのうち一羽は、現れるだろうと、しばらく観察していたが、母鳥を含め、子ガモが四羽だった。おそらく、一羽は、カラスか、イタチ、あるいは、農家の飼い猫に、捕食されたのではないかと思われる。野生の生存競争は、弱いものは、強いものに捕食される、食物連鎖の過程で悲劇が繰りさえられる。そうして、種の保存と、地域に住む動植物の生存率を保っているのだった。しかし、都市化が進む現在、山林が失われ、その比率も崩れ、絶滅する種も少なくない。さらに、問題なのは、強い力を持つ、外来種との戦いに勝たねば、絶滅の危機に襲われる。一日も早く在来種の保護に努めなければ、地域の生態系は崩れ、人類にも影響は及んでくる事だろう。

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こだわり

現役時代は、もの、そして事において、感動することは多くあったが、感動させられる事は、あまりなかった気がする。この感覚は、同じと捉えるのではなく、私にとっては、別ものなのである。一枚の高名な画家の描いた絵、高い評価を得た写真家の撮った一枚、世間評価の高い感覚で眺める絵や、写真は、理解する人、何もわからない人でも、素晴らしいと言うだろう。私も、さすがだと評価していた。しかし、ウォーキングを始めて、知らされたことがあった。それは、自分にとって衝撃的なものだった。今まで見て来た、高名な画家の絵画、写真、陶芸、彫刻など、など、沢山の作品を見て、感動してきたが、しかし今、自然の中を歩き、目にするものは、どんな画家にしても、写真家にしても、作り上げた作品は、本物には勝てない。脈々と息づいている本物には、感動させられる。四季に応じて変化する、自然の摂理の狂わない時計は、いつも素晴らしい世界を生み出し、感動させられている。と言うことで、私にとって、感動する事と、感動させられる事とは、別ものであるのだ。そして、その感動は、明日へ続く生きる力になる。

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子孫繁栄、交尾するトンボ

現在、外来の動植物の出現により、在来種が席巻され激減している。それを防ぐための対策は、いろいろと考えられて、実行されているが、外来種の繁殖力は強く、対策が追いつかずにいる。自然の営みのうち、一番大切なことは、子孫繁栄であり、まさにその静粛な場面を、捉える機会に恵まれた。目の前を、交尾したまま飛んでいるトンボを見つけた。飛んで行く後を追いかけて、その様子をしばらく観察していると、ため池の水面から突き出た草の枯れ枝に止まった。シャッターチャンスとばかり、カメラを構え、何枚か交尾シーンを捉えることが出来た。子供の頃、二匹は、別ものと思っていたが、綺麗な水色をしたトンボが、『シオカラトンボ』のオスで、シオカラトンボのメスは、茶色く『ムギワラトンボ』と呼ばれている事が分かった。

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梅雨の一休み

梅雨の一休みか、久しぶりに朝から気持ちの良い青空が広がった。もうすでに汗が、額から流れる程、蒸し暑い大気の中、肌を射すような強い陽射しを受けても、鬱陶しい天気を吹き飛ばす、晴れた日の有難さは、身に染みて感じる。青空の下に広がる田圃は、元気良く育つ早苗が、陽射しを受けて輝き、目に爽やかな緑豊かに映し出していた。川岸では、岩の上に這い上ったミドリガメが、のんびりと甲羅干しをしていた。私の足音に、危険を察知したのか、甲羅らの中に引っ込めていた首を長く伸ばして、警戒心を示した。さらに近づくと、岩から滑り落ちる様にして、水中に姿を消した。丘陵に沿って陰になっていた農道は、陽が昇るにつれて陰を消し、遠くまで明るく延びていた。崖淵から道を覆う様に、横に生え出した、『ウワミズサクラ』の木が、影を作っていた。暑い陽射しの中を歩いてくると、さすが、木陰は有難かった。腰を下ろして一休み、頬を撫でて吹き抜けていく涼風に、ほっと溜息が漏れた。


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丘トラノオの花が咲く

曇天の雨空を見上げ、いつ泣き出すか分からない機嫌を窺いながら、歩いて行く。豚菜『ブタナ』が、足の踏み入れ出来ないほど、密集して咲いている丘の斜面を、気使いながら登って行く。それでも、何十本と言う程、踏みつけてしまったようだ。しかし、踏まれても明日には、立ち直っている雑草の強さを、見習いたい。虎尾『トラノオ』は、虎の尻尾のような縞々の入った、鉢植えの観賞用の葉を見て知っていたが、『丘トラノオ』を知ったのは、ウォーキングを始めてからの事だった。以前から知っていたトラノオとは、全く違ったイメージだったので、日頃見かけていても、結び付かなかった。花房の伸びた形が、虎のしっぽに似ている所から、名前が付いたとか。鬱陶しい天気を追い払ってくれるような、花々の元気な顔を見ていると、心が晴れる気持ちにさせてくれる。

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梅雨の季節、モノトーンの世界の中で色気を探す

梅雨の季節、鬱陶しいモノトーンの世界で、何とか色気のあるものを探してみた。まず見つけたのは、ガクアジサイの花の蜜を吸いに来た、『ホソヒラタアブ』だった。額の中を這い廻って蜜を吸い集めているアブのオレンジ色の胴体と、花額の水色のコントラストが、魅力的だ。次に見つけたのは、公園の広場で、芝生の間から顔を出した捩花『ネジバナ』だった。チマチマした小さなピンクの花が、ねじれた茎に巻き付いて咲く姿が、芝生の緑と相まって、そのコントラストが美しく目に映った。そして、今朝一番圧巻だったのは、枝もたわわに実る、山桃(やまもも)の果実だった。完熟した暗紫色から、赤、ダイダイ、オレンジ、黄色、緑まで、果実の実り行く姿をいっぺんに見られる一枝を見つけた。見事なので、家でじっくり鑑賞したく、失敬して、その枝を手折って来た。

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雨上がり、萱草(かんぞう)の花が咲く

昨日から降り続いていた雨が上がり、空を厚く覆っていた雲は、だんだん薄れて来ていた。そして、小一時間程、歩いているうちに、青空が見え始めた。天気予報では、午後には晴れると言っていたが、それよりも少し早めに、晴れ間が見られそうだった。一週間ほど前に、蕾を見せていた萱草『カンゾウ』が、今朝、黄色の花を咲かせた。文学では、『萱草』と書いて『かんぞう』『わすれなぐさ』と二通りの読み方がある。その他、『忘れな草』『わすれ草』『忘草』と言われている花は、すべて萱草の花を指している。雨が上がると、トンボや蝶たちが飛び始める。今朝、最初に出会ったのは、林の入り口で、フワフワと飛翔する『ハグロトンボ』だった。飛翔する姿をしばらく見ていると、林の入り口をすっかり覆ってしまう程に繁茂した、カラムシの葉に止まり、翅を開いた。翅音が聞こえてきそうなほど、林の中は、静まっていた。

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雨上がりの朝に

梅雨時の季節は、風景の写真は、色気もなく灰色のモノトーンの絵ばかりで、シャッターを切るにも張り合いがない。そこへいくと、虫たちや、花は、季節の息吹を感じて、次々とその姿を変える妙味に魅かれ、ファインダーをのぞく楽しみが増す。春先に緑色をしていた羊蹄(ギシギシ)の花芽は、初夏を迎えた今、ピンクに色づき驚かされた。そして、浜木綿(ハマユウ)の花は、白いものとばかり思っていたが、今朝、薄いピンクをしたハマユウを見た。調べてみると、『インドハマユウ』だった。ガーデニングが盛んになった現在、輸入花が多くなったためか、見たこともない洋花が、ときどき団地の住宅の庭で咲いているのを見かける。虫たちも元気に動き回っていた。この季節、盛んに活動する『カノコガ』が、あちこちで飛び回っているのが見られた。そして今朝は、私の近づく気配に危険を感じるより、交尾するのに夢中になって無防備でいる姿の写真撮影に成功した。また、子供の玩具と見間違うような、セスジスズメガ『背筋雀蛾』の幼虫が、烏柄杓(カラスビシャク)の葉を、盛んに食していた。写真は、インドハマユウです。

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