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Author:人生まだまだ
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今日も良い天気、気持ちの良い朝

露草に宿ったしずくが、陽射しを受け、キラリと輝きを残して落ちた。アキアカネは、まだ夢路を辿っているのか、色づき始めた山ブドウの葉の上で、翅を広げ飛べないでいた。ススキの群生が、さやさやと風に揺れ、耳元でささやくように、秋の訪れを告げていた。落ち葉を踏む、乾いた音が心地よく響き、落ち葉の間から、飛び出すどんぐりが、ひょうきんな顔をしておどけて見せた。クヌギ林の細道は、クルクルと回る、いろいろな顔を持った、四季の万華鏡、覗いた先に見えたのは、色鮮やかに化粧して咲く『ホトトギス』。なかでも、目を引く紫酔『しすい』と呼ばれる、白いドレスを着た、清楚なホトトギス、こちらを見て、恥じらうように項垂れていた。万華鏡の中から飛び出すと、何処までも青く高い空、どこまでも広陵漠々とした穀倉地帯を眺めていると、春先の田起こしから、田植え、成長してゆく稲、黄金色に育った稲刈りなど、頭の中を、走馬灯のようにクルクルまわり、脳裏に映し出してきた。背中に当たる陽射しは暖かく、手足は寒く、冷え切ってしまった。

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暖かい秋の陽を浴びて、竜胆(リンドウ)が咲く

良いお天気が続いている朝、辺りの風景は、忘れてしまった秋を思い出し、季節の色を取り戻すかのように、一日、一日、その色を深め始めていた。丘陵に挟まれた谷津田の向こうに、明るく大きな太陽が現れ、谷間は、風も無く、燦々と降り注ぐ陽の光が、暖かく気持ち良かった。竜胆『リンドウ』が咲き始めた。リンドウは、日本原産の植物で、爽やかな秋風が吹く頃に開花する。青紫色の花が、一般的に見られるものだが、品種改良によって、現在では、水色、白、ピンクなどの花もあり、そして、春に花を咲かせるものまであるというので、驚いてしまう。また、リンドウは、天気の良い時だけ開花して、雨の日はもちろん、曇りの日や、夜は花を閉じて咲かない。竜胆の由来は、中国で漢方として、根を使用するが、竜の肝のようにひどく苦いと言うところから、竜胆となったそうだ。そして、和名のリンドウは、中国の漢字、竜胆(リュウタン)が、いつの間にか、なまって、リンドウになったという。

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朝と昼の寒暖差が大きくなった季節

朝の気温が、段々下がり始め、昼間の気温との温度差が、かなり開きのある日々が続いている。それも、天気が良い日は、その差はさらに激しくなっていた。国道から外れ、いつもの坂道を下り、景色が開けた場所までやって来た。見上げた空は、気持ちの良い青空が澄みわたり、そして、川に架かる橋の袂へやって来ると、川底が透けて見え、水草が流れにゆらゆらと揺れていた。橋の上から振り返ると、500mほど直線に伸びた道の、後方に見える集落は、暖かい陽射しを受けてぬくぬくと、まだ、動く人影の気配もせず、静まり返っていた。農道を30分程歩いて来ると、道の小高くなった所から、隣町の家のたたずまいが望める場所へ出てきた。ちょうど、空港からやって来た、15両編成の上りの列車が、丘陵に沿って蛇が這うように現れた。この時間では、都心へ向かうサラリーマンを乗せて込み合っている事だろう。もう私には、想像だけで、実感はなく、すでに程遠いものになっていた。

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空の青と、大地の緑の分かれる世界の中で

谷津田の奥深くまで、陽が射し込み、空の青と、大地の緑とが、はっきりと分かれた、大パノラマの世界を、清々しい空気を吸い込みながら、丘陵に挟まれた、真ん中の水路に沿った畦道を歩いている。側溝に落ちないように、体のバランスを取りながら、すでに20分ほど歩いているが、まだ、水路は、ずっと先まで延びていた。水路が切れた場所から、丘陵に沿った道へ移り、さらに進んで行くと、夏の夜、妖麗な花を咲かせて、人の眼を魅了していた『カラスウリ』が、現在、木に絡んだ枯れた蔓に実を赤く染め、ぶら下がっているのが、あちこちで見つかった。また、紫色の宝石、アメジストの玉をちりばめ、艶めいた形をした、『ムラサキシキブ』や、名前は、シロダモの木と言うが、面白い事に、果実は、色鮮やかな赤い実を付けていた。『キチ,キチ、キチ』モズが、枯れたクヌギのテッペンの枝で鳴いた。尾っぽを上下に振り、辺りの様子を警戒しながら、甲高い鳴き声を上げていた。休耕田が、歯っ欠け状態で、所々に見かけたが、セイタカアワダチソウに占領され、黄色の田圃と化してしまっていた。

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うらめしく、雨空見上げ、蜘蛛とたわむる

強く降る雨を避け、木陰に入り、止みそうもない雨に、恨めしく空を見上げると、おや、曇り空を背景に、活発に動き回る蜘蛛がいた。尻から糸を引き出すと、器用に手足を動かして、上手に網を張って行く。その作業を見ているうちに、面白いことが浮かんだ。蜘蛛の手足が8本と言うことで、魚のタコも、手足が8本、その上、タコと言う字を、漢字にすると『蛸』と、虫偏なので、何か両者に関係があるのではないかと言うことで、手に持っているスマホで調べてみたら、面白いことが分かった。日本で最初に「海蛸」と記したのは『本草和名』で、国学者の大槻文彦は、8本の足がクモのように見えたので、「海のクモ」という意味で「蛸」の字を用いたという。他に、虫ではないのに、虫偏の付く、蛇、蝦、蛙などがある事から、漢字の世界では「虫」が、昆虫のみを意味しない事が分かった。また、蛸は、食べ物がなくなった時、自分の足を食うという。本当かな。そうこうしているうちに、雨も小降りになったので、蜘蛛とお別れして、ふたたび、靴の踏み音を、グショグショさせながら、歩き始めた。


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木漏れ日の漏れる林の中を行く

木立の間から漏れた、明るく、柔らかな光が、足元に差し込んでくる、つづら折りの山道を上って行く。風に飛ばされ、散り落ちた葉が積もった上を、踏みしめるたび、乾いた悲鳴を上げた。その靴音が、森の中の静寂を破り、深い眠りを貪っているものたちの目覚めを誘った。いち早く現れたのは、シジュウカラの群だった。葉が散り、裸になったけやきの梢に集まり、忙しなく飛び回り、姦しい鳴き声を上げ、朝食の相談でもしているようだった。谷から吹き上げてくる風は、降り注ぐ暖かい陽射しを、押し返すように冷たく感じた。常緑樹だけが目立つ林は、これから訪れる彩の季節を迎えると、殺風景な世界も、華やかな舞台へと幕変わりがする事だろう。すでに衣装を整えた、ガマズミは赤く染まり、ムラサキシキブは、濃い藤色に、山蔦は赤茶に、柿の葉は赤、オレンジと、そして、気の早いハゼは、紅葉を始めていた。山林が、華やかな衣装を纏うのも、間もなくのことだろう。すっかり明るくなった林の中は、もう、鳥たちの楽園と化していた。


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一年のうち、滅多にない全国快晴の日に

丘陵の頂から、大きな朝陽が昇った。昨日から、天気予報で、一年のうち、滅多にない快晴に恵まれる日になると報じられていた通り、早朝から素晴らしい快晴の日を迎えた。何処を探しても雲一つ見当たらない、果てしない、底なしの青空と、視覚に届く果てまで延びた、緑に覆われた丘陵のある世界が、目の前にあった。この素晴らしい光景を、独りで眺めているのは実に勿体ない気分だった。暖かな陽光の射す中に身を置き、ぼんやりと佇んでいると、一匹のアキアカネが飛んで来て、肩に止まった。複眼を上下左右にグルグル回し、人なつこく、逃げる気配がなかった。トンボは、田圃で生まれ、田圃で飛ぶから、『飛ぶ田んぼ』、それが変化して、『とんぼ』になったと言う。複眼を虫眼鏡で見ると、蜂の巣に似た形をしていて、小さな目が沢山かたまって、複眼を作っている。この小さな目を個眼と言い、その数は一万個~三万個にもなると言う。上部の個眼は、焦点が遠くで合い、下部の個眼は、焦点が近くで合うそうだ。また、面白いことが分かった。トンボは太陽を目印に飛行していて、上部の個眼は、常に太陽を捉えて、下部の個眼は、餌を探していると言う。と言うことで、遠くで動いた虫も見逃さない千里眼で、40メートル先の昆虫も見分けるそうだ。アキアカネは、田圃に水が入ると、卵が孵化して幼虫のヤゴになり、夏の初め羽化してトンボになり、夏の暑い時は山で過ごし、秋、稲穂が垂れる頃、戻って来て産卵すると言う。戻って来た頃は、オレンジ色で、秋が深まるとともに赤くなり、『赤とんぼ』となる

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華やかな色彩を放つゴンズイの実

丘陵に囲まれた谷津田の中を歩いていた。陽射しが無く、谷津田の懐は、大気が冷え切っていて、体感温度は、天気予報より、さらに低く感じた。人気のない、静寂の世界に踏み込んだ侵入者に、警告を発するように、杉の木のテッペンで、ホオジロが、『チッチー、チチチチチー』と囀り、警戒心を発していた。見上げた先に、『ゴンズイ』が、苞を開き切って、黒く艶光した実が、飛び出していた。『アケビ』が、ゴンズイの木に絡みついていた。そして、蔓に幾つか実が付いていた。『アケビ』は、苞が裂け、中から黒い種のびっしり詰まった、乳白色の実を見せていた。蔓を手繰って、3ケほど取り、中から実を取り出して、口に含んだ。ねっとりした実から、薄甘い味が、口いっぱいに広がった。子供の頃に味わった時と同じやり方で、しつこいほどたくさん含んでいた種を吐き出した。翅が朝露に濡れ、飛び立つことが出来きず、枯草に掴まっている『アオモンイトトンボ』を見つけた。近づいても飛ぶことが出来ないので、覚悟を決めた様子で、動く気配がなかったので、いろいろな角度から、 しっかりと撮影出来た。

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絹を引くような、柔らかな雨に打たれ

絹を引くような柔らかな雨が、赤く色づき、顔を寄せ合っている『ハナミズキ』の実を濡らしていた。そして、深まり行く秋に、手を引かれて行くように、紅葉した葉が散って行った。首元へ入り込む、湿った風に負け、ジャンパーの襟を立てて歩いた。今朝は、ウォーキングをする人や、ジョギングをする人も、出会うこと無く、独り舞台だった。薬師草(ヤクシソウ)が咲いていた。花が開花している時は、上向きになっているが、花が終わると、項垂れるように下を向く。名前の由来は、葉の形が、薬師如来の光背に似ているとか、あるいは、皮膚の腫れ物に薬草として使用したところから、付けられた名前と、二つの説がある。誰が名付けるのか、草花の名前は、いたって簡単に付けられているものが多い。一つには、誰にでもわかりやすいと言うところにあるのかもしれない。

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神社の大杉の上に大きな陽が昇り、今朝も快晴

大きな太陽が、神社の大杉の上まで昇った。神々しい光に、両手を合わせ、一日の平安を願った。神社へ続く坂道の両脇に、嫁菜(ヨメナ)、又は夜目菜(ヨメナ)が群れ、白い花を咲かせていた。一般的には、野菊と呼ばれているが、美しく優しい姿が(嫁)になぞらえて、嫁菜と呼んだそうだ。また、境内近くの畑に、千日紅(センニチコウ)が、陽射しを浴びて、紫色の花が、一段と鮮やかな色を放っていた。そして、千日紅は、名前の通り1000日間(長い間)花を咲かせると言う意味と、ドライフラワーにしても色あせないと言う所から、そう呼ばれていた。神社からの下り道、木に絡みついた青葛藤『アオツヅラフジ』の緑の実が、青、紫、青紫と、色づき始めていた。足を止め、一休み、大きく伸びをして、空を仰ぐと、そこに爽やかで、晴れ晴れとした青空があった。

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