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Author:人生まだまだ
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暖かな日差しを浴びて、小さな秋を、拾い集めて歩く。

午前6時すぎ、太陽は、二本立ち並ぶ、送電線の鉄塔の真ん中にヌッと現れ、徐々に昇り始めていた。そして、今日一日の晴天を、約束するように、暖かい微笑みを投げかけてくれた。陸送の大型車が、風を切り、うなりを上げて走り去っていく国道の端を歩いて、総合公園までたどり着いた。丘の上に置かれたベンチに、朝日が当たり、濡れているのか光り輝いていた。午前8時、雲一つ見当たらない青空の下、秋から冬に移り行く季節が作ったパノラマが、目の前に広がった。茶色に染まった葦原を隔てた向こうの丘の上、東屋が望めた。傍に見えるカエデは赤く染まり、常緑樹を背景に、ひと際、紅葉の秋を感じさせた。葦原の中では、鳥たちの賑やかな朝食会が始まっていた。忍び足で近づき、息を凝らし、葦原の中を、暫く覗き込んでいると、シジュウカラ、アオジ、モズ、ホオジロ、メジロなどが見つけられた。もうしばらくして、この湿地に、マガモやカルガモなどが渡って来ると、もっと賑やかになることだろう。

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昨夜来の雨が上がり、曇り空だが、暖かい朝になった。

昨夜から降っていた雨は上がっていたが、まだ厚い雲は、低く垂れさがっていた。人気のない芝生広場は、まだ薄暗く、はっきりとした朝は届いていなかったが、早くも、セグロセキレイのつがいが、尻尾をピクピクさせながら、嘴で芝生の間を、穿くり返しながら、しきりと朝食の餌を探していた。おぉ、暖かそうなものを見つけた。『赤いハート』だ。こんな情熱的なハートを、誰に届けようか。迷うことは無い、この日記を読んでくれているあなたに差し上げます。ハートの正体は、『ドクダミ』の葉の紅葉だった。ドクダミと言っても、毒のあるハートではありませんから、ご安心ください。丘の上の東屋までやって来て、ベンチに腰を掛けて一休み、東屋からの眺めは、台風によって、すっかり葉を落とされ、裸になった木々の間から、所々紅葉した木々が見えているだけで、いつもの年より寂しい秋景色だった。座ったベンチの冷たさに尻が冷えて、立ち上がった。曇り空の一部が崩れ、裂け目から明かりがこぼれ始め、薄日が射して来た。昼には晴天が望めそうだ。

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今朝は、しとしとと降る雨の朝になってしまった。

シトシト降る雨に、気持ちも曇る朝だった。雨でしょげているものは、ほかにもいた。それは、女郎蜘蛛『ジョロウグモ』だった。獲物が掛かるのを待つ網は、雨粒が付いてその姿をはっきりと見せてしまっていたし、その上、雨降りで、網にかかる獲物は現れず、ヤケクソと言わんばかりに、巣の真ん中で雨に濡れていた。開けた田んぼを取り囲むように、起伏している丘陵は、雨のスクリーンの向こうに霞み、麓に点在する家々は、米粒のように見えた。今年の秋に、キノコの姿は、ほとんど見かけなかったが、どうした事か、今頃になって、笠を差して雨を凌いでいるキノコを見つけた。何と言うキノコなのか、分からなかった。今まで、色々なキノコを見つけてきたが、キノコの名前をネットで調べても、分からないものがたくさんあった。帰り道、丘陵の斜面に造られた畑は、落花生の取入れが済み、そのまま放置された後に雑草が生え、雨に濡れて、光苔『ヒカリゴケ』のように、青く光っていた。写真は、女郎蜘蛛です。




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突然の冬の襲来に、慌てている秋の季節

秋が、コツコツ積み上げて来た、季節の跳び箱を、一気に飛び越えて、突然、冬が着地して来た。朝と昼の温度差が、10度近くになり、木々が、慌てて、衣装替えに慌てていた。4,5日前まで、うっすらと色づき始めていたカエデが、今朝は、何処から引っ張り出して来たのか、真っ赤な防寒コートを着ていた。これで寒さも凌げるなんて、言っているうちに、木枯しに誘われて、飛んで行ってしまうのだろう。おっと、足元がすくわれるように滑った。足を踏ん張って、かろうじて、転ぶことは避けられた。足元に転がっている『どんぐり』が、数えきれないほどひしめき合っていた。紫式部『ムラサキシキブ』の色鮮やかな紫の実が、目を引いた。自然は、究極なまでに紫の色を生み出していた。両者には、何のつながりも無いのだが、この実を見ていると、何故か、源氏物語作者の『紫式部』をイメージしてしまうのは、誰もが思い浮かべることなのだろうか。うーんと、頷きながら、空を見上げると、紅白に塗られた送電線の鉄塔が、空を突いていた。

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大気は澄み、水は澄み、気持まで澄んだ朝に

かなり冷え込んだ朝になったが、その分、大気は澄み、何処の景色を見ても、はっきりとした姿を見せてくれた。木漏れ日の漏れる林の中を通る下り道は、落ち葉が堆積して滑りやすかった。所々、強風で折れた杉の大木がそのままに、置き捨てられていた。日当たりの良い畑には、ボッチが数個、肩を並べて水色の帽子を被って、朝陽を浴びていた。新豆が、口に入る日も間近だろう。赤黒く色づいた肥沃の畑は、今、青首大根、人参、小松菜、ほうれん草、春菊などが、元気良く育っていた。畑から、高崎川まで出て来ると、流れの水面に、空の青さが写っていて、空の青さと、川面の青さが相まって、川の流れ消え入る先から、空に注いでいるように見えた。目の前を、チイチイ鳴きながら、『カワセミ』が、水面を滑るようにして飛んで行ったので、目で追うと、近くにある枯草の枝に止まった。そして、暖かい陽射しを浴びて、気持ち良さそうにしていた。15、6m離れていたが、カメラのシャッターを何度か切った。うまく一枚が写っていた。

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蓼食う虫む好き好きと言うが、

朝霧が、大地を舐めるように流れて、遥か向こうに霞んで見える、丘陵の麓へ吸い込まれて行く。朝陽が昇ると、今度は、朝霧が姿を消した東の丘陵の上から、こちらに向かって陽射しが、大地を照らしながら、飛んで来た。ほんの一瞬の出来事なのに、文章表現すると長くなってしまう。竜胆(リンドウ)は、蕾をしっかり閉じて眠っていた。竜胆は、曇りや、雨降りの日は、開花しない。やがて、陽射しが届くと、欠伸をするように開花することだろう。蓼(タデ)は、色鮮やかな赤い花を咲かせて、道端の一部を塞ぐように群生していた。『蓼食う虫も好き好き』と、諺に出て来るタデは、ヤナギタデ『柳蓼』と言う種類で、葉が辛くて、蓼虫と呼ばれる虫だけしか食べないところから、この諺が生まれたようだが、実は、人間も食していたとは、驚きだった。平安時代から薬味として使用され、魚を食する時、臭み消し、殺菌作用などがあり、食文化の上で、鮎の料理には欠かせない薬味(蓼酢)のようだ。塩焼きしか知らなかったので、私も蓼食う虫だった。写真は、蓼(タデ)

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小雨降る、静寂な世界の中を歩く

朝は、野山を包み、木々を濡らし、落ちてくる雨音を誘って、地に浸み込ませてしまうほど、静寂な世界を作り出していた。歩く足元に積もる、落ち葉を踏みしめる音さえも、立ててはいけないと、気にしなければならないほどの静けさだった。時折、谷を渡る風に、クヌギやナラの実(ドングリ)が、弾けて落ちる音が、こんなにも大きかったのかと感じる程、大気は張り詰めていた。傘を差す程でもない降りだが、木から落ちて来る雨垂れが、身を濡らすので、離せなかった。足元がぬかっていた分、足が疲れ、東屋に立ち寄り、一休みを決めた。ベンチに掛けながら、雨に煙る景色を眺めていると、静寂を破って、伝え聞こえて来る、庇から落ちる雨音に、催眠を掛けられ、睡魔に誘われ、うとうとと心地よい気持ちに誘われていった。足元に立てかけてあった傘を倒した音に、ハッとして我に返った。数分間にも拘らず、ずいぶん寝てしまった満足感があった。ふと、中国故事の『一炊の夢』を思い出して、笑ってしまった。

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小春日和の昨日から、肌寒い曇り空の朝になった。

鉛色の厚い雲の間から、滲むような陽光が射して光る、洋々、漠々とした天上海を、宇宙戦艦のような雲が、丘陵の頂を、音も立てず、不気味に通り過ぎる。黒い影を落とす丘陵の中に潜むものたちは、息を潜めて、その様子を眺めているようだった。何処へ向かってゆくのだろう、姿を崩すことなく、過ぎ去って行った。黄色い頭花に朝露を宿した、亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ)が、道端に咲いていた。この草は、北アメリカ原産の帰化植物なので、アメリカの名が付いていた。ルコウソウの一種で、葉が丸いので、丸葉縷紅『マルバルコウソウ』と呼ばれている蔓草が、赤い可愛い花を沢山付けて、農家の垣根の一部を席巻していた。どうやら今日は、肌寒い、曇りの一日の天気になりそうだった。

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暖かい陽射しの降り注ぐ、小春日和の朝

朝陽が、飛行機雲のような跡を残して、空を走って行くように見えた。丘陵に沿った、谷津田の中に出来た、暖かな陽射しが降り注ぐ野道を歩いて行く。白い野菊が、枯れて寝込んだ草の間から顔を出し、陽射しの温もりが心地良いと、微睡んでいた。中国から伝来した菊は、和名を『キク』と言って、野生のものは存在しないと言う。日本には、菊に似た花が多数あって、例えば『ヨメナ』を野菊と呼んだりもしていた。風と戯れ、首を左右に振りながら、コスモスが揺れる。アキアカネが、花の上に止まり、ゆりかごに乗って楽しんでいるように見えた。小春日和の世界は、のどかに、腕時計の進み方までが、正常よりはるかに、ゆっくりと時を刻んでいるように感じた。この平和の中で、人や動物たちが、共存できる世界が、壊されようとしていた。

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天気は、機嫌を損ねたのか、雨になりそうな曇り空

秋晴れの日が続いていたが、どうも、天気は、機嫌を損ねたのか、今朝は曇り空になった。家を出て、澄んだ空を眺めた気分とは違い、どんよりとした空模様を眺めると、気分までメランコリーになる。なんと、自分の感情は、気ままなのだろうと、呆れてしまう。それが、人間なのかも。枯れた葦原から、ぬっと顔を出した、『アオサギ』まで、憂鬱な顔をしているように見えて、可笑しかった。毬雄奈毛美、何と読むのだろうと、一瞬戸惑ってしまうが、『イガオナモミ』と読む。全国に繁茂して、果実は、棘が密集して、今の時期は、緑色をしているが、やがて、茶色に熟すと、人の服や、動物の毛などに付き(引っ付き虫などと呼ばれている)運ばれる。気温は、晴れた昨日とあまり変わらないが、曇っている分、体感気温は低く感じる。雨が降りそうなので、少し早めに引き上げて、暖かいコーヒーでも啜りながら、ゆっくりと、今朝、撮った写真でも眺める事にしよう。写真は、イガオナモミです。

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