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Author:人生まだまだ
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天照大神『アマテラスオオミカミ』と荘厳な世界の中での出会い

日の出前、やや明るくなった中を、高崎川に架かる橋までやって来た。橋の手すりに霜が降り、結晶は白カビが生えた様に見えた。川を挟んだ両岸も霜に被われ、白い堤になっていた。橋上に立ち、東方を眺めると、大空をオレンジ色に染め、夜明けの儀式が始まっていた。黒く影を落とした丘陵の舞台に登場してきたのは、天照大神『アマテラスオオミカミ』と古代から崇められてきた太陽の存在であった。日本神話に出て来る『神』であって、そもそも神と言うのは、自然現象に対する信仰と畏怖の対象とされたもので、まさにそれを一番感じる時は、一日の始まりである『日の出』であって、神が姿を現す神聖な時であろう。だから誰しもが、日の出を眺める時、太陽に対する畏敬の念と、自然に生かされている事を考える前に、身体が勝手に認識することによって思わず手を合せてしまうのだった。陽が昇り、新たな一日の始まりを迎えた世界は、青空が広がり、暖かな陽射しの射す景色だった。


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再び、北風の冷たい、寒さ厳しい朝がやって来た。

厳しい寒さの朝が、再び戻って来た。枯草に霜が降り白くなった上を踏みしめながら、高崎川の上流に向かって伸び、水面がオレンジ色の明けに染まった川筋を、まるで太陽に届くまで続いているように思えて、眩しい陽射しを受けながら堤を歩いて行った。カメラのシャッターを切りながら、30分程歩いて行くうちに、すっかり夜が明けた。オレンジ色に染まっていた空は、清々しい青空に、そして、川面は水色の空を映し、その姿を変えていた。残念ながら、太陽まで行きつくことは出来なかったように、工事中の川に架かる橋までやって来たが、向こう岸には、まだ渡ることは出来なかった。元来た堤を戻らずに、総合公園へ向かって谷津田に沿った道を歩いて行った。枯れた葦で埋まった調整池を抜け、東屋までたどり着いた。一休みをしてから、公園の出口近くにある梅林までやって来ると、満開になった花から甘い香りが漂っていた。そして、花の蜜を求めてやって来た、数羽のメジロの姿が見えた。


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谷津田の奥深くまで広がる大地と青く澄んだ空に魅入って。

川の流れを明けに染め、東の空に太陽が昇った。朝日に照らされた西方を望めば、頂きに高圧送電線の鉄塔が立ち並ぶ丘陵を幾つも越えた、ずっと、ずっと、向こうまで見通せる気持ちの良い広々とした景色が望めた。田圃の真ん中に立ち、カメラのファインダーを覗くと、何処までも澄み切った青空と、遠い地平線まで、茶色のジュウタンを敷き詰めた様な大地が見えた。あまりの美しい冬景色に見とれ、シャッターを切るのも忘れてしまうほど、夢中でファインダーを覗いていた。向かいの森からジェー、ジェーとカケスの鳴き声が聞こえて来た。喉が詰まったようなひどい鳴き声をしているが、カケスは、額から頭のてっぺんまで白と黒のまだら模様と、特に黒、白、青のダンダラ模様の羽が美しい鳥である。カケス『懸巣』の名前由来は、高い木の枝に枝を組み合わせて巣をつくる、巣をかけるところから、カケスとなったと言う。こじつけた様な名前だ。


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今の世の中を映し出すような、はっきりしない空模様

卵の黄身を落としたような太陽が顔を出した。よちよち歩きの赤子が一歩ずつ歩むような速さで朝がやって来た。何故、今朝に限ってパッと朝が飛び出さなかったのか。それは、明るさだった。いつもの朝だと、日の出と共にすぐに明るい世界が目の前に広がったものだが、それが、ボヤっと薄暗い朝だったからだ。今の世の中の風潮のように、あっちを見ても、こっちを見ても、コロナ、コロナばかりのニュースと話題で、暗く沈んだ今を感じさせる気がした。いつもだったら、満員電車に揺られ、駅から勢い良く吐き出されていくサラリーマン、学生の賑やかな明るい声が交わされる雑踏の中に、活力ある朝があった。そんな世界からほど遠くなっている現在だった。テレビのニュースから感じる都会の様子は変貌していた。人は疎らで、皆マスクを掛け、話す事も控え、何処も、此処も、ダメダメの制約のある中で、人の生活リズムは鈍く動いていた。明るい朝、活気ある朝、安心できる世の中は、何時やって来るのだろうか。


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黎明の時を静かに待つ

高崎川の堤までやって来た。辺りはまだ、帰りそこねた夜がウロウロとしていた。堤は、寝そべった枯草に霜が降り真っ白になっていた。東の空の一部が、明け色に染まり始め、リトマス紙に滲むように広がって行き、黄金の日の出色に染まった。丘陵の裾に、川霧が立ち昇る黎明の中で、太陽のお出ましを迎えようと、かじかむ手を擦りながら、その時を待っていた。物音すべてが地に浸み込んでしまった様で静寂が支配していた。川の流れまでが、その世界を壊してはいけないと音を立てず、まるで溶岩が地を這うようにして下流へと動いていた。その時は来た。オレンジ色の折り紙を引き裂いた間から強烈な光が走った。一筋の光と共に朝がやって来た。枯れヒツジ『稲孫』の生えた田が顔を出し、堤が浮き上がり、川面がオレンジ色に染まり、大気の冷たさに突っ張っていた私の頬にぬくもりを運んできた。西方に顔を出しているすべてのものが、光と暖かさの恩恵を受けた。今日と言う、何かが待つ始まりである。元気にスタートだ。


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森の中で静かに立っていると、色々な鳥たちに出会える。

鳥たちに会うには、林の中に入り、10分ばかりジッとして、静かに待っていると、木の陰、葉の陰で、枯草の陰で、鳴声を立てず、こちらの様子を窺っている鳥たちは、自分たちに害を与える相手ではないと確認すると、行動を起こす。嘴で器用に落ち葉をガサゴソと掻き分けて、隠れている昆虫や木の実を見つけているのだろう、ヒヨドリが姿を現した。頭上の椎の木にチィチィ鳴きながらメジロの一群がやって来た。姿を追ってカメラを構えるのだが、少しもジッとしている事なく枝から枝へと動き回るので、シャッターを切るのが難しかった。メジロが去っていくと、ジェー、ジェーと鳴きながらカケスがやって来てヒバの木に止まり、実を啄み始めた。カメラの望遠で覗くと、悪賢い怖い目をしてこちらを見ていた。向かいの林から、ジェージェ―と鳴き声が聞えて来ると、目の前のカケスは、呼ばれたかのように、鳴き声が聞こえて来た方角へ向かって飛び去った。コブシの新芽が芽吹いた枝にキビタキ『メス』が、相手のオスを待っているのか、じっと動かずに止まっていた。枯草に群れて、賑やかに鳴いているのは、カワラヒワだった。カメラを構えながら近づいて行くと、鳴き声がぴたりと止み、1羽が飛び立つのをきっかけに、あっという間に、皆飛び去って行った。写真はメジロ1/19撮影


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久しぶりの雨に大地が潤い、キャンバスの中の風景の色が変わった。

今朝、雪になるかと心配していた天気は、小雨の降る多少寒さの和らいだ日になった。カラカラに乾き切った大地は、久しぶりの恵みの雨で潤い、白っぽく枯れた姿を見せていたヒツジ『稲孫』は、雨に濡れて穏やかな薄茶色に変身し、広々とした田んぼのジュウタンを新しく敷き直したように見えた。傘の柄を首で支えながら、カメラを構えた時、意地悪な強風に煽られ何度か、傘が飛ばされてしまったが、カメラを落とさずに済んでホッとした。高崎川は、普段より増水していたものの、さほど流れの勢いも無かった。丘陵に沿った農道を歩いていると、向かい風が吹き付けるたび木々に宿った雨粒が、バラバラと傘を叩いて話しかけてきた。殺風景な景色ばかりの中で、ホッとした温かさを感じさせてくれたコウバイ『紅梅』が、風に揺れ、おいでおいでと手招きをする様に私を誘っていた。


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季節外れの暖かい朝、気温が下がると初雪になるかも。そんな空模様だ。

おや、今朝の暖かさは何だ。そうか、天気予報で朝の気温が、今日の最高気温だと報じていたのを思い出した。鉛色に染まった空から吹き下りて来る、多少強く吹く風に乗って、時々小雨が落ちて来て、いつ本降りになるのかと心細く気にしながら歩いていると、前方から植物博士のTさんがやって来た。やはり今朝の挨拶は、『いやに暖かい朝ですね。』だった。昼頃には雨は本降りになり、気温が下がると、初雪になるかもしれないと言う。高崎川に架かる小橋に立ち、段々崩れ行く天気具合を推し量る様にして、カメラのシャッターを切る。橋の下の流れは、くすんだ空を映しているのかどす黒く、口を閉じいつものおしゃべりは聞こえなかった。昨朝、霜を背負って打ちひしがれたように堤の土手に寝そべっていた枯草の上には、霜は無く、川を跨いで伸びた電線に鈴なりになって、カワラヒワが賑やかにおしゃべりをしていた。おや、その中に混じってひと回り大きな鳥がいた。ヒヨドリだった。お互いに知り合いの仲のようだ。人間も、異民族同士仲良くなれないものだろうか。出来れば、コロナの問題もすぐに解決出来るだろうに、残念なことだ。


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忍耐は、希望を生み、希望を抱き努力すると、必ず叶うものがある。

コツコツコツ、カツカツカツ足もとで音を立てるのは誰、それは、凍てついた道が泣く音さ。川岸に寝そべっている枯草君、背中にびっしりと霜を背負って寒いよと震えている。もう少しの我慢だよ。ほら、東の空が眼を擦り始めたよ。大きく腕を伸ばし、あくびをして吐く息が、空のキャンバスをオレンジ色に染め始めたよ。目覚めた空は、黄金に輝く眼で大地を眺め始めた。突然の閃光に、丘陵の谷間や、木々の茂み、枯草の陰に潜んでいた闇を支配する有象無象の怪しげな輩は驚いて、蜘蛛の子を散らすように姿を消した。闇に支配された世界は、爽やかな朝を取り戻した。凍てついて泣き声を上げていた道は、軽やかな車輪の音を立てて通り過ぎて行く車を見送り、背中の霜に震えていた枯草君は、優しく注ぐ暖かな陽射しに、汗をかくように背中の厄介者を流し去った。辛さをじっと忍耐強く我慢していると、必ず希望の朝がやって来る。


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秘境踏切と言われている『所城踏切』を訪ねて

丘陵の谷をJR成田線が走っている。そして、その途中佐倉駅と酒々井駅の間にトンネルがあり、そのトンネルの佐倉側に、秘境踏切がある。ここまでは、R296から逸れて、急坂の道を下り、さらに奥へ進み、背丈をはるかに超えた篠竹に覆われた人気のない狭い細道を徒歩で行くと、秘境踏切のトコロジロ『所城踏切』へ出る。この踏切名は、かつて佐倉藩が江戸時代に所有していた木材を切り出すための山林、オハヤシ『御林』の名称であるトコロジ『所城』が由来とされている。周囲は山に囲まれていて、当時山林が広がっていた様子が伺われた。昔は生活道路であったのだろうが、現在は、こんもりと林に囲まれて、暗く寂しく、滅多に人の通行も無いように感じた。しかし、鉄ちゃんにとっては、列車の写真を撮るには、最高の場所なのだ。早朝、カメラを構えていると、列車の運転手に怪しまれ、なんとなく列車の速度が落とされている感じがした。ちょうど通勤時間帯だったので30分位の時間で、成田エクスプレス、総武線快速、各駅停車の列車の写真が撮れた。人気のない場所に怪しい人がいたなどと、運転手から駅に連絡されたかと思い、ドキドキした。写真撮影は、1/14


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