空の彼方、づっと向うから、黎明の歌が流れてくる。風に乗って、微かだが耳元に届く。川のせせらぎが、ピアノを弾くと、葦原が風に揺れヴィオラを奏でる。橋のきしみは、クラリネット、足音は、ドラム、蜘蛛は手足で、器用にネットの糸をたぐり、ヴァイオリンを弾く。歌は、ソプラノとテノール、曲は、タイスの瞑想曲から、ジャズのスタンダードナンバ≪朝日のようにさわやかに≫、もちろん、演奏者は、ジョン、コルトレーンなどと、勝手な、理屈を付けて、想像していると、実に爽快な気分になる。帰路に寄ったソバ畑は、真黒な蕎麦の実が、顔を出していて、収穫の時を迎えていた。
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