今朝の日の出は、一幅の日本画を見ている様な光景だった。白金の輝きを放って顔を出した太陽は、空を金箔で染めた。さらに、黄金の波が、打ち寄せる雲を、表現していた。毎朝の、日の出の変化は、空の澄んでいる、今の季節が、一番美しく見えるのではないだろうか。朝は、時間の経過とともに、刻々と変化を見せながら、明けて行く、その清らかな時の流れの世界に、浸っていることが好きだった。青空をゆったりと、流れる白い雲、その景色を、川面に映し出して運び行く流れ。川上に向かって、大きくカーブした堤は、朝日を浴びて黄金色に光り、明るく暖かい陽射しを受けていたが、帰路の道は、固く凍り付き、足元から冷たさが伝わって来る感じがしていた。
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