春が、来い―た、春が、来た。どこに来たと、歌では唄われるが、どこにでも、見つけられるような、暖かい朝になった。竹藪の中から、聞こえてくるのは、春が来たよと告げている、ウグイスの鳴き声、丘の中腹に広がる芝生の広場には、暖かい春の陽射しが燦々と、そして、水辺では、水ぬるむ、気配を感じる流れは、滔々として、爽やかに晴れた青空を、水面に映し、運び去って行く。岸辺に芽を出した若草は、陽射しをいっぱいに受け、大きく背伸びをするように、縮こまっていた葉を、広げ始めた。しかし、春の歌に出て来る、スミレや、タンポポは、見つけたが、土筆の坊やは、まだ、眠っているのか、見つけられなかった。おや、凄いものを見つけた。スイレンを描いた絵で、有名なモネも、ビックリするような、自然が描いた一枚の絵ならん、池の水面に映った、空の淡い水色をバックに、淡い若草色の菜の花が、いかにも、ほのかな春らしさを表現していた。春の絵画展には、入選するだろう。
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