爽やかで、気持ちの良い朝が続いていた。明るい陽ざしを受け、静かで、平和を感じる空間にあっては、俗世間の雑音など、ちっとも聞こえて来なかった。ウォーキング仲間との朝の挨拶は、いつも元気な声で交わされるたび、健康である幸せを感じる瞬間でもあった。丘の上から下っていく、目の前に広がる谷津田の景色は、緑豊かな林と、若葉を茂らした草々、田を埋め尽くす青々とした早苗、何処を見ても、目に優しい、緑の谷間だった。ホトトギスが、鳴きながら谷を渡って行く。遠のいて行く鳴き声を、消し去るように、テリトリーを主張するオスのキジが、甲高い鳴き声を上げた。鳴き声のした場所は、すぐに見つけたが、しばらく凝視していたが、姿は現さなかった。途中、竹林(真竹)で、ハチク(破竹)が、沢山顔を出していた。数本頂いてきて、みそ汁を作った。独特な、少し青臭く、えぐい味は、人工では得られない、自然から頂く貴重な味だ。
スポンサーサイト
トラックバック
http://1228coffee.blog.fc2.com/tb.php/1255-08ed31b0
| ホーム |