いつものように、丘陵の細道を登りながら、ホトトギスの鳴き声を楽しんで、六所神社までやってきた。二礼二拍手一拝と、お参りをして、社殿の方を見上げると、空から、星がバラバラと落ちてきた。えっ、星が落ちる、いや、星型をした寿命を終えた榊の花が、散って来たのだった。雨の様に、いっせいに、散って来た榊の花は、見る見る間に、神社の庭を埋め尽くした。こんな情景にぶつかったのも、神の御導きかと、有難く眺めていた。神社に、榊は付きものであったが、この神社の榊は、5mを超えるほどの、大きな木で、参道の石ただみを覆うように茂っていた。お参りを済ませて、田圃まで下って来ると、水を抜かれて干上がった、稲の間から、芽を出していたオモダカ『面高』が、白い花を咲かせていた。また、オモダカは、葉や花を図案化した面高紋(おもだかもん)という種類の家紋としても使用されている。
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