まるで梅雨に入ったような、鬱陶しい天気が続いている。傘を持って出たほうがいいのか、迷ってしまうような、ウォーキングの日々になっていた。目にはいる、モノクロに近い、くすんだ、何時見ても変わらぬ景色に、カメラを向ける気持ちもしぼんでしまう。そんな時、目を引いたのは、シーズンを終えてすでに、果実が実っている、ヒメオオギズイセンの、咲き遅れた、一輪の鮮やかな赤色の花、シャッターを切ったその先のセイタカアワダチソウの葉に、イトトンボが止まっていた。さらに驚いたのは、蜘蛛の孵化した巣があった。カメラを近づけると、固まっていた蜘蛛の子が散る、暫くすると、又、固まる。いたずらに、巣の袋を破ってみると、出て来る、出て来る、ゾッとするほどの数、数百匹の蜘蛛の子が、飛び出して来て、三々五々何処へ散って行った。『蜘蛛の子を散らす』の諺通りだった。
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