秋風に、枝垂れた萩の揺れる様は、優しい秋の風情を感じる。万葉集で一番多く詠まれた植物であり、開花期は、稲の収穫期に重なり、豊かに咲きこぼれる萩の花は、豊穣の秋のシンボルとして、捉えられていたようだ。また、萩の花は性的な象徴物でもあったようで、萩の紅い花びらは女性器の外陰部に似ていると言われ、万葉集では萩に「芽子」の字を宛てた例が多く、これを文字通り訓読みすれば、一部地域における女性生殖器の呼称に重なり、今日まで、隠語として残っている事が面白い。ウォーキングの帰り道、改めて、萩の花を観察していると、『メドハギ』が見つかった。
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