また雨か。昨日の太陽は、何処へ隠れたのか。寒くジメジメした、ストレスが溜まる天気が続き、ウォーキングをしていても、これと言って魅力ある被写体を見つけにくい。どんよりした空模様の下、霞む景色は、何処を写しても、いつもと変わらぬものばかり、シャッターを切る指も鈍くなる。鬱陶しい林の中は、有象無象が、ぞろぞろと現れる、不気味な世界が展開する。ケヤキやクヌギの落ち葉で、埋まる山道を、下って行くと、雨で湿った枯葉が、堆積した間から、ムカデが現れた。数十本ある足を、一糸乱さず動かして走り回る。続いて現れたのは、動き廻るのが素早いハンミョウだった。追いかけて、シャッターを切るのに苦労した。それに比べ、ノソノソと這い出てきたゴミムシは、ジックリと腰を据えてシャッターが切れた。そんな様子を、獲物の掛かるのを待つ鬼蜘蛛が、頭上で見ていた。
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