朝の光が木々の間から差し込んで、ようやく明るくなった林を抜け出た時、眩しい光が目に飛び込んできて、網膜がパニックを起こし、辺りの景色が、霞んでしまった。段々視力が回復して、目の前に見えたのは、丘陵の上にある、焼却場の辺りが、黄金色に染まっている風景だった。良く見ると、二本ある煙突の一つから立ち昇る煙が、ハートの形を描いていた。見ていると、暖かさが伝わってくるようで、なにか、良いことが起こりそうな気持になった。黄金色と言えば、今朝、もう一つの黄金色をしたものを見つけた。畑の隅にうず高く積まれた『ニンジン』だった。どうも収穫したものの、出荷出来ないものらしい。実が割れていたり、二股になったものが多く見られた。いくらニンジンでも差別はいけない。二、三本頂いて、松前漬けを作ることにした。これで、成仏するだろう。
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