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水飴を伸ばしたような不思議な雲

顔が突っ張るほど、一段と冷え込んだ朝、白い息を、掌(たなごころ)に吹きかけながら、国道の坂を下って行くと、電線に止まっているヒヨドリが、ヒィーヨ、ヒィーヨ、『寒いよ、寒いよ』と鳴いているように聞こえた。坂を下り切った所で、向かいに見える、長く延びた丘陵の上に、水飴を両手で引っ張って伸ばしたような雲が、西から東へと架かっていた。そして、その表面を太陽は、ゆっくりと流れて行くように見えた。他に雲一つないのに、不思議な雲だった。やがて雲が消え去ると、6本の鋭い針のような光を発して、天空にその姿を現した太陽は、暖かい陽射しを投げかけてくれた。しかし、誰にも出会うことのなかった、林の中の霜柱のサクサクと、踏みしめる音を立てながら歩く道は、まだ、陽も当たらず、寒かった。

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