空全体が灰色に包まれ、冷たい北風が吹きつける朝になった。総合公園の梅林は、ようやく紅白の梅が咲きそろってきた。花の蜜を求めてやって来た、数羽のメジロが、忙しなく枝の間を飛び回っていた。今年の梅の開花は、昨年と比べて、10日ほど遅かった。低温続きが、影響を及ぼしているのだろか。反対に、寒さが厳しい年は、桜の開花が早くなると、天気予報の番組で、気象報道官が言っていた。一本の梅の木の根方に、『ラッパ水仙』が、咲いていた。明るい黄色の花は、枯草の中に一段と目立った存在になっていた。しかし、この一株しかなかったので、自然に生えたのか、誰かが植えたのか、分からなかったが、梅花を愛でて、素通りする人ばかりで、振り返る人があまりないようで、花は、存在を見つけてもらったと、喜んでいるように見えた。
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