やぶ椿の木の茂みから、『ホケッ、ホケキャ』とウグイスの鳴き声がした。まだ、良く鳴けないところを見ると、修行が足りない、若鳥だろう。姿を探そうと覗き込むと、ぴたりと、鳴き声が止まった。赤い椿が、じっとこちらを見つめていた。今年初めて出会った蝶は、赤立羽『アカタテハ』だった。陽射しの暖かくなる春を、待ち焦がれていた様に、活発に飛び回り、なかなか羽を広げて休むことが無かったので、シャッターを切るのが難しかった。すっかり田起こしの済んだ田圃は、綺麗に整地され、黒々として土が姿を見せていた。そして、農家の庭先のビニールハウスでは、苗床作りが、既に始まっていた。
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