気持ちの良い、晴天が続いている。満開に咲いている桜も、そろそろ見納めの時を迎えていた。風に吹かれて、舞い踊りながら、はらはらと散って行く様は、見事なものだったが、今朝のように、無風の中で、ひとひら、ひとひら、小枝と別れを惜しむように散っていく様は、哀れと言うか、一抹の寂しさを感じた。一昨日の日曜日は、桜の広場に沢山の人が、花見にやって来て、賑やかだったが、平日の早朝ともなると、人影はなかった。其の分、去り行く季節の中で、演じられている、花の饗宴をゆっくりと堪能できた。暖かい陽射しを受けて、芝生に宿っていた朝露が去ると、柔らかい緑の芝に仰向けに寝転び、大空をゆったりと流れて行く雲を、目で追いながら、のんびりと眺めていると、風に乗って飛んできた、ひとひらの花びらが、顔に止まった。
スポンサーサイト
トラックバック
http://1228coffee.blog.fc2.com/tb.php/1559-c3e3123c
| ホーム |