晴れた日は、何となく気持ちが弾む。こんな気持ちになるのは、私だけではないだろうが、お天気具合、一つでも得した気分になる。昨日は、ワラビ、真竹のタケノコ、イナシロイチゴ、コウゾの実など、自然の恵みを口にして、野生の気分を味わい、幼い頃の思いが膨らんで、お腹も、気持ちも膨らんだ。夜明けが早くなっているので、すでに太陽は、高く昇り、強い陽射しが射してくる、丘陵に沿って左右に折れ曲がった道を、歩いて行くと、甘い香りの漂っている場所があった。水蝋(いぼた)の花の香りだった。イボタノキは、きめが細かく、楊枝などに利用される。また、甘い香りが嗅覚を刺激した。先ほどの、イボタノ花の香りとは違ったものだった。今度は、定家葛(テイカカズラ)の花の香りだった。それぞれの香りを放って、虫や蝶を誘い、花は、したたかに受粉の手伝いをさせるのだった。虫ばかりではなく、私も甘い香りに誘惑されそうだった。
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