丘のてっぺんまで登り、両手を大きく広げ、空に浮かぶ雲まで吸い込むように深呼吸をする。すると、腹の底から、今日一日頑張れるエネルギーが湧いてくる。丘を下って、芦原に出て来ると、葦のテッペンに止まり、口中を真っ赤に染めて、オオヨシキリが鳴いていた。止むことのないオオヨシキリのおしゃべりを聞きながら歩いてくると、ひょっこりと『丘トラノオ』顔を出していた。そして、その根元から、昆虫のキマワリ『木廻』が、這い出してきた。木の周りを、ぐるぐる回る習性から、その名が付けられたと言う。名付け親は誰だか分からないが、面白い名前が付けられたものだ。
スポンサーサイト
トラックバック
http://1228coffee.blog.fc2.com/tb.php/1632-01d8184b
| ホーム |