梅雨の季節に入り、雨降りの朝は、道端で咲く『露草』が良く似合う。花びらや、葉に宿った雨粒は、水晶玉のようにキラキラと光っていた。カラムシの葉の上を、のそり、のそりと長い角を伸ばしてカタツムリが這っていた。おや、カラムシの葉の間から、顔を覗かせたのは、『アマガエル』のケロ男、くりくりした目と、大きな口を開けた、愛嬌のある顔をしていた。そして、喉元を膨らませて、『ゲッゲッゲッ』と鳴き、話しかけてきた。答えようにも、カエル語は分からない。しばらく見つめあっていたが、カエルの方が諦めて、カラムシの葉の中に姿を消した。今朝は、肌寒い、鬱陶しい雨の朝だった。
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