曇天の雨空を見上げ、いつ泣き出すか分からない機嫌を窺いながら、歩いて行く。豚菜『ブタナ』が、足の踏み入れ出来ないほど、密集して咲いている丘の斜面を、気使いながら登って行く。それでも、何十本と言う程、踏みつけてしまったようだ。しかし、踏まれても明日には、立ち直っている雑草の強さを、見習いたい。虎尾『トラノオ』は、虎の尻尾のような縞々の入った、鉢植えの観賞用の葉を見て知っていたが、『丘トラノオ』を知ったのは、ウォーキングを始めてからの事だった。以前から知っていたトラノオとは、全く違ったイメージだったので、日頃見かけていても、結び付かなかった。花房の伸びた形が、虎のしっぽに似ている所から、名前が付いたとか。鬱陶しい天気を追い払ってくれるような、花々の元気な顔を見ていると、心が晴れる気持ちにさせてくれる。
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