FC2ブログ

プロフィール

人生まだまだ

Author:人生まだまだ
FC2ブログへようこそ!


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


陶酔

陽が昇るにつれ、朝霧が溶けて薄れて行くと、太古の恐竜が現れたかと見間違うほど、黒々とした丘陵の巨大な姿が、地上に現れた。森閑とした朝ぼらけ、滔々と流れる川岸から、突如、静寂を破って響く、鳥の羽ばたく音に驚かされた。朝露に濡れた草むらを分け、川面を見渡すと、一羽のカルガモが、羽をはばたかせ、飛沫を上げながら、水浴びをしていた。墨絵に色が染められるにつれ、空と地上とがはっきりと分かれた。陽は、滑り台のように傾斜して延びる丘陵の上を、一歩ずつ天上高く昇って行く。ゆっくりと過行く時の歩みは、腕時計の短針の刻む音に、追いつけないのではと、錯覚を起こすほど、平和な世界があった。遠くの景色を見やり、身も心も弛緩する気だるさは、何と心地よいものだろうか。自己の世界に身を委ね、波間に漂うクラゲのように自然に翻弄される時を楽しむ。

IMG_6502_20181009095937bdc.jpg
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する


トラックバック

http://1228coffee.blog.fc2.com/tb.php/1749-e9570b65

 | ホーム |