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Author:人生まだまだ
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神聖な朝を迎える時

朝は、まだ産声を上げてなかった。私の前に伸びた、雨で濡れ、薄ぼんやりと青白く光った一筋の帯は、うばたまの夜が、西の国への帰り道、わざと仕掛けた罠なのか、硬くごわごわと生え上がる髪の毛の出た黒饅頭の中に、吸い込まれていた。おどろおどろした湯気を上げ、私を誘っていた。森閑として、何の音無き張り詰めた、大気の世界、前方で待ち受ける得体のしれないものに、一歩ずつ進む足音まで、吞み込まれていた。今、なに一つ動かしてはいけない、神聖な時を迎えていたのだ。やがて、黒饅頭の湯気が、金色に染まり、突然、中から、まばゆい火玉が飛び出した。闇の緞帳がせり上がり、青空が飛び出し、新生朝の登場だ。霊験新たかの後光を頂いたものたちは、生きている喜びを感じながら、目覚め、そして、新たに迎えた日へ、一歩踏み出すのだった。自然が行う朝の行事が終わる頃、あちこちから起こる、生活のリズム音が、心地よく伝わって来る。

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