どんよりとした曇り空から、時々霧雨の降る朝になった。林の入り口にある、椿の木から落ちた沢山の花が、朽ちかけていた。もう、椿の季節も終わりかと、木を見上げると、ひとつだけ残った真っ赤な花が、憐れみを乞う様子で、こちらを見ていた。天気が悪いため、林の中は薄暗く、道の両側に咲いている、射干『シャガ』の花が、ひときわ明るさを放っていた。一つの花の中に、バッタを見つけた。孵化したばかりなのか、身体全体が柔らかく見えた。何の幼虫なのか、調べてみて驚いた。世にも不思議な虫、『コロギス』という、名前の通り、体形はコオロギ、色や体全体の雰囲気は、キリギリスと言うわけで、コロギスという虫がいたのだ。こうしてみると、生まれて、70有余年、ウォーキングをしていなかったら、出会うことのない動植物の数は、いかばかりだったかと考えると、また、一段とウォーキングに熱が入る。写真は、シャガの花の中で見つかったコロギス
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