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人生まだまだ

Author:人生まだまだ
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可憐な花一つにも、物語があった。

南から豪雨のニュースが届く中、我が町も夕刻から雨が降り出し、明日は、風雨共に激しい日になると、天気予報が伝えていた。田圃まで続く、切通しの坂道を下って行くと、式子内親王を愛した、歌人藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、定家葛(テイカカヅラ)に生まれ変わって、彼女の墓に絡みついたという伝説がある、テイカカヅラが甘い香りを放っていた。湿度が高く、風の無い早朝は、花々の香りは、特に強く放たれる。崖が少し崩れ、赤土が露出した場所で、十二単『ジュウニヒトエ』の花が咲いているのを見つけた。平安時代の歌人藤原定家の執念の花を見た後で、十二単とは、何か因縁めいた思いがした。おや、目の錯覚か、落ちている犬の糞が、動いているように見えた。いや、間違いだろうと思いながらも、目を凝らして見ると、間違いなく動いている。何でと思いながら、靴の先で鄙びた糞を、転がしてみると、糞の下から、虫が現れた。ゴミムシかと思って、良く見ると、糞虫『クソムシ・フンコロガシ』だった。湿度が高く、ジメジメした大気の日は、昆虫たちが活発に動く。木の根元などに袋状の巣をつくる地蜘蛛『ジグモ』の巣を地中から引き上げて、捕まえた蜘蛛をひっくり返して棒で抑えると、蜘蛛は激しく抵抗した挙句、自分の腹を破って死んでしまう。この遊びは、かすかではあるが、子供の頃にした覚えがある。驚くことに、この遊びは、なんと江戸時代から今日まで、引き継がれてきた遊びだった。また、この地蜘蛛は、『腹切り蜘蛛』と呼ばれ、忠臣蔵で切腹する早野寛平に由来する『カンペイ蜘蛛』になったと言う。花一つとっても、見向きもされないような虫だって、深い物語を秘めている、こうした謂れを考えて付ける名前は、日本人のもっている情緒深い、気持ちの表れの様に感じる。これから出会う、未知の動植物は、どんな物語を語ってくれるのでしょうか、楽しみです。花は、テイカカヅラです。

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