夏の花が、それぞれに衣装を凝らし、姿かたちは違っていても、どの花を見ても魅力的だ。南国に棲む、色鮮やかな鳥の冠(カンムリ)を想像させるような合歓の花『ネムノハナ』が咲いた。合歓の木の特徴は、あたりが暗くなると葉を閉じ、光が当たると葉を開くという就眠運動である。つぎに、ウォーキングの道端に目立ち始めた、白い小さな花を茎の先に付け、下方から花を咲かせ、花穂の先端が、虎の尾の様に下がっている所から名が付いた、岡虎ノ尾『オカトラノオ』、また、田んぼの畦道には、百合に似た、八重咲きのオレンジ色の花、忘れ草『ワスレグサ』、別名、薮萱草、『ヤブカンゾウ』が咲き始めた。名前から、紫色をした、勿忘草『ワスレナグサ』とよく間違えられる。ワスレグサの語源は、花が一日限りで終わる所から付けられたと言う。それから、公園の芝生の間から芽を出し、紫色の小さな可愛い花が、ねじ曲がった茎に沿って咲いている捩花『ネジバナ』、別名、捩摺『モジズリ』が、あちこちに見られるようになった。
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