異常気象がもたらす豪雨は、西日本の各所を襲い、大きな被害を出していた。そして、何時止むとも知れない雨に、被災地の人々の気持ちは潰され、恐れおののいている事だろう。そんな状況のテレビ報道を見て、又やっていると言って、お笑い番組のチャンネルに変える人の気持ちが知れない。縦長に伸びる日本列島は、それほど地域差があり、まるで別の人種が住んでいるかのように思えるのは、悲しい事だ。なるべく雨を避けて、林の中を歩いていたが、木の枝から落ちて来る、雨粒のバラバラと傘を叩く音は、絶え間なく鳴り響いていた。丘陵に沿って伸びるぬかる道は、靴が半分泥にはまる程で、また滑りやすかった。蝶やトンボは飛ばず、アマガエルの子供たちが、いたるところに姿を見せていた。雨にもお構いなしに鳴いているのは、オオヨシキリと、大声で歌を唄っている私だけか。雨で煙る景色は霞み、見通しが悪かったが、帰路に就く頃には、雨も小降りになり、見通しも良くなった。
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