『秋の田の、かりほの庵の、苫をあらみ、わが衣では、露にぬれつつ』天智天皇が詠われた和歌です。ちょうど今の季節のように、草花に夜露が下りて、歩いて行く道すがら、ズボンの裾が濡れる。昔は、衣をまとっていたので、衣の裾が濡れたのだろう。そして、農民たちの様子を窺って、同じように冷たく濡らしている事だろうと、天皇が、他の人を気づかっている様子が分かる。現在の上皇、上皇后さまは、象徴天皇と言われていたが、日本各地に起こる災害に、国を司る者より、いち早く駆け付け、被災者を慰撫する行動には、いつも頭の下がる思いがしていた。今回の台風15号の被害はもちろん、九州、四国及び関西地方の連続して起こった自然災害の被災地に対する政府の取り組みに熱意を感じない。国を動かしていく人事も大切だろうが、毎年増大する自然災害に対しての取り組みは、先行きの見えない原発問題はどうする、海外の国に対しての媚する態度より、国内の自国民に対する思いやり内閣ではなかったのだろうか。日本が先頭に立って、地球温暖化防止京都会議の推進を行うことが先決問題だろう。がんばれニッポン。
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