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人生まだまだ

Author:人生まだまだ
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雨で、うす暗い林の中に、何かが潜んでいそうな

秋の雨は、静かに心の底まで浸み込んでくる。亡きものたちが、冷たい雨を嫌い、暖かさを求めて、そっと寄り添ってくるような気がする。雨は、べそをかいた雲の中から、雨音ひとつ立てずに、道端の草の上に腰かける。次が次とやって来て、草のベンチは、満席だった。枯葉を踏みしめながら、林の中を歩いていると、誰かが後を付いてくるようで、振り向くと、誰もいない。いや、確かに、私の踏み音と違った音がしていた。再び、振り向くと、ヒヨドリが、目を丸くして、驚いた顔をして、こちらを見ていた。きっと、枯葉の中に落ちた木の実を探している音だったのだろう。また、歩き始めると、後を付いて来る気配がした。今度は何だろう。振り向く事に、何か不安を感じたので、そのままやり過ごして、歩いていた。しかし、後が気になって、気になって、仕方なかった。今度、あの角を曲がった瞬間に、振り向いてやろう。エイ、ヤッと、覚悟を決めて振り向いた。あれ、誰もいなかった。『疑心暗鬼』と言うか、自分で作り出した得体のしれないものに恐怖を感じていたのだった。可笑しくて笑いたい気持ちだったが、薄暗い林に、一瞬にして吞み込まれて、身震いがした。

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