かなり冷え込んだ朝になったが、その分、大気は澄み、何処の景色を見ても、はっきりとした姿を見せてくれた。木漏れ日の漏れる林の中を通る下り道は、落ち葉が堆積して滑りやすかった。所々、強風で折れた杉の大木がそのままに、置き捨てられていた。日当たりの良い畑には、ボッチが数個、肩を並べて水色の帽子を被って、朝陽を浴びていた。新豆が、口に入る日も間近だろう。赤黒く色づいた肥沃の畑は、今、青首大根、人参、小松菜、ほうれん草、春菊などが、元気良く育っていた。畑から、高崎川まで出て来ると、流れの水面に、空の青さが写っていて、空の青さと、川面の青さが相まって、川の流れ消え入る先から、空に注いでいるように見えた。目の前を、チイチイ鳴きながら、『カワセミ』が、水面を滑るようにして飛んで行ったので、目で追うと、近くにある枯草の枝に止まった。そして、暖かい陽射しを浴びて、気持ち良さそうにしていた。15、6m離れていたが、カメラのシャッターを何度か切った。うまく一枚が写っていた。
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