シトシトと落ちて来る雨は、降ったり、止んだりを繰り返していた。急に冷え込みが強くなった朝が続いている。童謡の(焚火たきび)の歌詞に出て来る山茶花『サザンカ』の花が咲いていた。山茶花は、中国語で、椿類を指す山茶に由来するもので、本来の読みは、『サンサカ』で、『サザンカ』は、訛ったものと言われている。今朝の様に冷え込んだ朝は、焚火『たきび』が恋しくなる。子供の頃、焚火をした後に、サツマイモを灰の中にくべて、『焼き芋』を作って食べたものだった。思い出すと、無性に食べたくなってしまう。帰りにコンビニで買って帰ろう。今日では、やたらと焚火が出来なくなり、焼き芋が、コンビニで売られる時代になった。季節の風情は、年々忘れ去られようとしていた。臭木『クサギ』は、種子を落とし、星形をして苞だけが残っていた。一足早い、クリスマスツリーの飾りがされた姿に見えた。小止みだった雨が、また降り始め、遠くの景色が、再び霞んできた。
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