丘陵に囲まれた穏やかな里山の一角に300年の歴史を持つ酒造りの蔵元がある。その工場の入り口に毎年見事に花を咲かせている一本の『枝垂れ桜』の木があり、今年も見事な花を咲かせていた。枝垂れ桜は、枝が柳のように垂れ下がって生えている桜の事を言い、別名、イトザクラと呼ぶところもある。また、枝垂れ桜の寿命は長く、日本三大桜のひとつとして数えられている福島県の『三春滝桜』は、ベニシダレ桜で、樹齢1000年を超えているものもある。この蔵元の敷地に、新潟県から移築した、『まがり屋』と呼ばれている建物がある。曲り屋(まがり屋)とは、母屋と厩(ウマヤ)がL字型に一体化している所から、そう呼ばれている。現在、曲り屋の中では、色々な種類の酒を並べた売店や、酒粕や麹を使った軽食が出来る場所になっている。また、秋の『新酒まつり』には、沢山の日本酒ファンが集まり、賑わいを見せている。
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