丘の上の四阿(アズマヤ)から、一人花見を楽しんでいる。朝日を受けて白く輝き、花霞み眩しく、ひとつずつの花びらは見つけにくかった。ベンチに掛けて眺めている私に害は無かろうと、鳥たちが目の前にやって来て、花の蜜を吸う。刺激を与えるのは、やめようと、カメラを構えず、鳥たちの朝食の風景を楽しんだ。立つのが億劫になる程、ベンチに座ってしまい、思わずヨイショと掛け声を発してしまった。総合公園の庭園に造られた花壇では、紅赤色の花桃が満開になり、既に花の季節が終わってしまった梅園では、木の根方で水仙(ローレンコースター)が顔を揃えていた。眺めていると、香りが届いてきそうに感じた。日当たりの良い土手では、芋片喰(イモカタバミ)の薄紫の花が咲いている間から、沢山の土筆(ツクシ)が顔を出していた。顔を寄せ合って、何か楽しい話をしているように感じた。この所、テレビやラジオを点けても、暗いニュースばかり、それだから、自然の風景を眺めていると、気持ちが落ち着き、心馴む。
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