気持のよい青空を見せてくれる朝は、気持ちの高揚には一番の薬になる。谷津田の間を縫って続く農道を、足取りも軽く、歩く先に待っているものは何かと、期待が膨らむ。ウグイスがケキョ、ケキョ、ホーホケキョ、キジがケンケン、コジュケイがピョーと鳴く林の中に足を踏み入れて行くと、先端の葉の付け根から2,3個の花が、ぶら下がって咲く宝鐸草(ホウチャクソウ)を見つけた。道端に生えた、立坪菫(タチツボスミレ)は、踏みつけてしまいそうなほど咲き乱れ、木漏れ日の射し込む日陰では、射干(シャガ)が群生しており、林が切れて、陽射したっぷりの草むらでは、草の王(クサノオウ)が、金色の冠の形をした花が、輝いていた。
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