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Author:人生まだまだ
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時の狭間のなかで

満々と水を湛えた田んぼが広がる谷津田の中で迎えた朝は、幻想的な世界を生み出していた。古代の人々は、このような荘厳な朝を毎日迎えていたのだろうと、想像が膨らむ。天空で薄雲を纏って滲む太陽の光は、風に撫でられ、水面で生まれたさざ波を、キラキラと輝かせてこちらに向かってやって来た。陽が昇るにつれて、陽射しは、水面に黒く影を落とした丘陵を、すっぽりと包んでいた闇の薄皮を剥ぐように、その姿を照らし出した。透き通った大気の中を、ずっと先まで見通せる景色は、そこに緑の世界が広がっていた。そして地上に、大きな鏡を張り巡らしたように、谷津田の中の田圃全体が光り輝いた。唯々、呆然と立ち尽くし、時の過ぎ行くままに、変化していく自然のなせる技に見とれていた。暫くすると、遠くから聞こえて来る、朝を告げる鐘の音が、耳元に伝わって来た。どのくらいの時が経ったのだろうと、腕時計を見ると、たった10分ほどの時間だったが、充実した気持ちは、小一時間が経過したように感じた。

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