先月の初め、ドウダンツツジに似た釣鐘状の花を咲かせていたブルーベリーが実を付け、熟し始めていた。紫色になった果実を2,3個摘み取って口に含むと、甘酸っぱい味が口の中に広がった。美味かったので、さらに10個ほど摘み取って、食べながら歩いた。春に白い花を付けていたコブシ(辛夷)は、デコボコした果実『集合果』を付けていた。この集合果の形が、子供の握りこぶしに似ていたので、その名が付いたとも言われている。今朝一番の収穫は、実葛、別名美男葛『ビナンカツラ』の花を見つけた事だった。昨年の秋、赤い実を付けていた美男葛を初めて見つけた場所に行って見たら、葉陰に隠れて淡黄色の花が下向きに咲いていた。周りに幾つかの蕾もあった。花は、葉に隠れてあまり目立たないので、一瞥しただけでは見つけられず、見過ごしてしまっていただろう。ビナンカツラの謂れは、若い蔓から粘液を取って、昔、鬢付け油に使用していた所からそう呼ばれていた。現在、大相撲夏場所が開催されているが、お相撲さんの髷にも使用されている。AM6:16頃だったかと思う。小雨の中を歩いていると、突然、バケツをひっくり返した様な、土砂降りの雨に変わった。見ている間に、道に雨水が溢れ、幾筋もの小さな流れが出来るほどだった。林の中に逃げ込んで、豪雨を避けたが、木の枝から落ちて来て、差した傘を叩く、沢山の雨粒の音は、まるでドラムをたたく様な音を立てていた。20分程であろうか、あの豪雨が、ぴたりと止んで、ドラムの音もなり止んだ。一昨日に続き、濡れ鼠で帰宅すると、今度は雷が鳴り始めた。梅雨も末期の様子を見せ始めていた。
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