青空にキバナコスモスが良く似合う、微風が涼しい気持ちの良い朝だった。六所神社から下って、高崎川までやって来る途中の道では、まだ花房の先端に残った葛の花が放つかすかな甘い香りが残っていたが、蔓の所々には、枝豆に似た形の果実が、塊になってぶら下がっていた。ぶら下がっていたと言えば、木通『アケビ』の蔓が、ウワミズザクラの木に絡んでいる場所があった。そして、見上げると、すでにアケビの実が大きく育っていた。もう少しすると、実が割れて、白い果肉が顔を出す事だろう。蔓草の実りの姿を眺めながら、高崎川に架かる橋の袂までやって来た。流れの両側は、ブタクサ、セイタカアワダチソウ、アレチウリと、自生植物の姿はすでに無く、繁殖力の強い帰化植物に席巻されてしまっていた。鏡のように澄んだ川の水面に、空の青、遠くに見える送電線の鉄塔まで映し出して、緩やかに流れていた。
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