総合公園のカエデは、紅葉の季節を迎え色とりどりの顔を見せ、目を楽しませてくれていた。ウォーキングで出合う人たちの会話も、『色づきましたね。』とか、『どこどこの紅葉は、どうだろうね』と、紅葉狩りの話題になったが、結局『出かけても、コロナが怖いから、この公園の紅葉を見て楽しみましょう』となった。ある農家の庭で皇帝ダリアが咲いていた。見上げる程の背丈を伸ばしたコウテイダリア(皇帝ダリア)は、南米、メキシコ、コロンビアが原産で、標高1500m位の場所で育ち、高さ10m近くも伸びるダリアだ。日本では、木立ダリアと呼ばれている。葦原を歩いている時だった。突然、ガサッ、ガサッと葦を掻き分ける音がしたかと思ったら、猟銃を持った三人が現れてドキッとした。相手も何でこんなところに人がいるのだと、けげんそうな顔で近づいて来て『猟をしているので、気を付けてください』と言った。そっちこそ気を付けてと言い返したかったが、相手は三人、『はい、気をつけます』と、素直に答えたが、何か割り切れない気持ちがした。だが、ここは禁漁区ではなかった。負けた。
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