晴天が続く朝、寒さは一日一日と、厳しさを増していった。日の出の頃一番気温が低くなると言われているが、陽が上ってもその寒さは変わらないと感じた今朝のウォーキングだった。R296道路に沿って作られた畑は、落花生の取入れ作業が終わり、後に栽培する作物耕作のためトラクターで畝られ、幾何学的模様になった綺麗な畑に真っ白な霜が降り、その下で眠る肥沃の土は、静かにその時を待っているように見えた。高崎川に架かる橋までやって来た。橋の手すりにびっしりと降りた霜が張り付き、陽が当たった部分の霜が輝いて、まるで宝石のダイヤモンドを敷き詰めたように光っていた。突然、頭上でキチキチキチとモズの鳴き声が響いた。顔を上げ、声がした方角を見ると、頭上を通る電線に止まっているモズを見つけた。鳥だって、寒さを感じるのだろう、寒い寒いと言っているのだろうか。おや、田圃の隅の水たまりに、白く濁った曇ガラスに似た氷が張っていた。今年初めて観測した初氷だった。
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