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Author:人生まだまだ
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黎明の時を静かに待つ

高崎川の堤までやって来た。辺りはまだ、帰りそこねた夜がウロウロとしていた。堤は、寝そべった枯草に霜が降り真っ白になっていた。東の空の一部が、明け色に染まり始め、リトマス紙に滲むように広がって行き、黄金の日の出色に染まった。丘陵の裾に、川霧が立ち昇る黎明の中で、太陽のお出ましを迎えようと、かじかむ手を擦りながら、その時を待っていた。物音すべてが地に浸み込んでしまった様で静寂が支配していた。川の流れまでが、その世界を壊してはいけないと音を立てず、まるで溶岩が地を這うようにして下流へと動いていた。その時は来た。オレンジ色の折り紙を引き裂いた間から強烈な光が走った。一筋の光と共に朝がやって来た。枯れヒツジ『稲孫』の生えた田が顔を出し、堤が浮き上がり、川面がオレンジ色に染まり、大気の冷たさに突っ張っていた私の頬にぬくもりを運んできた。西方に顔を出しているすべてのものが、光と暖かさの恩恵を受けた。今日と言う、何かが待つ始まりである。元気にスタートだ。


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