昨日の朝と違って、今朝は冷たい風が吹き付ける。さすが冬至を過ぎると、途端にこれだ。また、休日と言うので、人影も見えず、さらに、寒さを感じてしまう。裸になり骨だらけの木の先が、ひゅうひゅうと口笛を吹いている。荒涼とした風景は、どこを見ても暖かいものは、ただひとつとして、探し当てられない。寒さ除けに首に巻いたタオルを、さらに上へ、引っ張り上げた。冷たい風から逃げるようにして、竹林に逃げ込んだが、頭の上は、笹がザワザワと騒がしく、竹と竹が擦れて、キューン、キューンと鳴き声を上げていた。そして、足元は、笹の落ち葉が積もっていて、スポンジでも踏むようにフカフカとして、気持が良かった。竹林を抜けて、風よけになった側の、丘陵に沿った、曲がりくねった戻り道を、大声で、歌を唄いながら、自分に元気づけて歩いて行った。
スポンサーサイト
トラックバック
http://1228coffee.blog.fc2.com/tb.php/715-146afe78
| ホーム |