まだ街灯が明々と

いつもより早く、目が覚めてしまった。若い頃は、もう少し寝ようと、再び、寝込む事が、出来たのだが、年のせいなのか、習慣になってしまったのか、いったん目が覚めてしまうと、二度寝が、出来なくなってしまった。と、言うことで、さっそく身支度をして、出発した。外は、まだ闇の世界だった。戸建ての住宅が立ち並ぶ道では、怪しいものに見られ、犬に吠えられてしまった。こっちも、寒いので、少しでも暖かくなるのだったら、大声で吠え返してやりたい。ウォーキング途中に、良く一休みする公園があるのだが、今朝は、まだ街灯が、煌々と灯って、辺りの景色を、浮かび上がらせていた。ａｍ６：３０頃になると、うっすらと朝の気配がしてきた。明るさは、増すものの、現れた空は、重たい雲が圧し掛かって来て、うっとおしい朝が、浮かんでいた。遠くに見える、国道に、自動車の赤いテールランプが走り始め、人の気配が、動き始めた。