ストレスと、雑音が、体にまとわりつく泥沼の中で、泳いでいると、気持のゆとりがなくなり、心まで濁って来てしまう。一時的な、心の安堵を得るためには、自然の中に、溶け込んで、透明になることだ。すべてのものが、体の中を、通り抜けて行き、少しの抵抗も感じない。ただ、おのれが見るもの、感じるものだけが、映し出されて、感動だけが残る。そして、記憶として残らず、再び無の世界に戻り、やがて消えてゆく。まるで、池に小石を投げ込んで、波紋を作り、徐々に広がり、やがて消滅していく様子に似ている。心の安らぎが、一番必要としている年代の狭間で、平然とした顔をして、胸を張って歩いているが、体の中心で、気持が萎えて、迷い続けている姿は、あまりにもみじめと、言わざるを得ない。そんな淀んだ気持を、吹き飛ばしてくれる自然が、一番の話し相手になってくれる。
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