田んぼのあぜ道を、おぼつかない足元に、体のバランスを取り、直角になった分かれ道を選びながら、右に、左に歩いて行く。日陰の全くない田んぼでは、暑い夏の日差しを浴びて、肌と言わず、内臓まで日焼けしてしまいそうだった。天上から吹き下りて来る、清涼感の期待できる空気は、すでに、陽射しに暖められ生ぬるい風に変わってしまっていた。今朝のウォーキングは、暑さとの戦いだった。しかし、同じ地上にあっても、東北大地震と原発事故の被災者、九州熊本の地震と、それに続く大雨の、二重災害に見舞われている人々の、救済対策が、希薄となろうとしている現状をみても、また、毎日のように報道される殺人事件、内容は違っていても、同じ暑く照り付ける太陽の下で、人々の生活の葛藤は、終わりの見えない、果てしなく続く、戦いのように思われる。日頃、警戒心が強く、夜行性のイタチが、巣があるのだろうか、暑くてたまらないと言う顔をして、土管の中から顔を出して、こちらの様子を窺っていた。
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